泊まりに来いよ ページ41
『だからもう 優太くんのこと…』
『え ちょ…待ってれんちゃん』
そこまで聞いてオレは
思わず彼女の言葉を遮った
えっ何？ オレ振られる？
オレは 血の気がスーッと
引いていくのを感じた…
『あ あのさ 紫耀に告白したって
なんで いきなり？』
『紫耀くん 私に告白されたら
嬉しいって言ってくれたんだ…
なんでそんなこと言うの？って
思ったけど…私の想いを
受け止めてくれて嬉しかった…』
少し頬を染めて話すれんちゃんに
オレの胸がズキズキ痛む
なんだよ それ…
でもれんちゃんは不安になってる
オレの手をキュッと握ってきたんだ
『でもね 私…
紫耀くんに告白して気がついたんだ…
今 私が好きなのは優太くんだけだって
だからもう 優太くんのことだけで
私の胸は いっぱいなんだよ』
『えっ…？』
さっきまで苦しくなってた胸が
スーッと楽になっていく…
『優太くんだけが 大好き…』
頬を染めてオレを見つめる彼女に
今度は身体中が熱くなる…
え？何それ そんなこと言われたら
オレ 嬉しすぎて 理性が
吹っ飛びそうなんだけど…
『優太くん 何も言ってくれないの？』
舞い上がって固まってるオレに
彼女は不安げな瞳を覗かせた…
『い いや…なんか 嬉しすぎてさ
さっきまでオレ…れんちゃんに
マジで 振られるって思ったし』
『そんなわけないよ… 私だって
不安だったよ…優太くんなかなか
帰って来ないし…あの子と何してる
んだろうって…でも優太くんの顔
見たらすごく安心した…ちゃんと
戻ってきてくれて ありがとう』
『あ いや れんちゃん…
不安にさせて ほんとごめん…』
オレは彼女を優しく抱きしめた
はぁ…嬉しすぎてやばい…
オレたちはしばらくそうやって
抱きしめあっていたけれど
気がつけば 窓の外はもう
薄暗くなっていて…
オレはその腕を離した
『れんちゃん 遅くなるから
もう 送ってくよ』
でも彼女はぎゅっとオレを
抱きしめたまま
イヤイヤと首を横に振るんだ
『もっと一緒にいたいよ…』
『れんちゃん…』
はぁ…かわいすぎてやばい…
オレはもう一度 彼女を抱きしめて
『今日は もう送ってく…このままじゃ
オレれんちゃんを帰したくなくなるし』
『いいよ 帰さないで…』
『ダメだよ 明日 学校だし…今日は送る』
『優太くん…』
れんちゃんは寂しそうに瞳を伏せた
『じゃあさ…れんちゃん…
今週末 オレんち泊まりに来いよ』
誘うように彼女を見つめると
れんちゃんはみるみる真っ赤になった…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
