告白？ ページ37
れんちゃんは元気なく頷くと
オレの手をキュッと握ってきた…
『ん？れんちゃん 何？』
『ううん…なんでも ない…』
あれ？オレなんかれんちゃんを
不安にさせてる？
いや…でもちょっと話し聞くだけだし
学校の中では まだれんちゃんと
手を繋いで歩いたことないけど…
オレはその手をぎゅっと握り締めた
『ごめん なんか嫌な気持ちに
させたなら 謝るよ…話し聞いたら
すぐ戻るからさ 教室で待ってて』
『ううん 大丈夫だよ 遅くなっても
私 ずっと待ってるから…』
少し無理して にっこり笑う
れんちゃんに胸がチクチク痛んだ
でも 別に悪いことしてないはずだし
もしかしてれんちゃん
ヤキモチ妬いてくれてる？
いやいやいや…でも…
そんなことを思いながら
手を繋いで教室に入ると
紫耀が朝から勉強していた
『おはよ 紫耀 あれ？
それ問題集？最近 頑張ってんじゃん』
『まあな…苦手なやつも
全部 やろうと思ってさ』
『紫耀くん えらいね
あ…ここ ここはもっと…
こうした方がわかりやすいよ』
『おお なるほど さすがれん』
『ねっ』
れんちゃんは相変わらず紫耀に甘い
いや…このくらい全然いいんだけどさ
モヤッとする自分にほんと呆れるんだ
れんちゃんが自分の席に
着いた後 オレは紫耀に 耳打ちした
『なあ 1年の時 一緒だった
山本さんて 覚えてる？』
『山本？誰だっけ？』
『オレと学級委員してた子だよ』
『あー…山本ね』
『放課後 話しがあるって言われた』
『えっそれ絶対 告白だろ？』
紫耀に当たり前のように言われて
思ってもなかったオレは
めちゃくちゃ 焦ってしまった
『えっ？！うそマジで？』
『それ以外ないだろ？』
『いやいやいや……もしかして
れんちゃんもそう思ってるかな』
『知ってるならそうだろ』
マジか…でもさ 今更 告白なんて
思わないだろ？クラス変わってから
ずっと会ってなかったし なんで？
放課後 れんちゃんのことを
紫耀に頼んで オレは山本さんとの
待ち合わせ場所に向かった
3階の空き教室だったよな…
ドアを開けて中に入ると
山本さんは緊張した面持ちで
オレを見た
『岸くん 呼び出してごめんね 』
『いや 別にいいけど 話しって何？』
『うん…あのね…』
少し言いにくそうに俯く彼女に
オレまで緊張してきて
えっ？マジで告白？
焦ってるオレに
『岸くん 私 ずっと…』
山本さんはそこまで言うと突然
ふらふらっと倒れそうになって
えっ何？
オレは慌てて彼女を抱きとめた
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
