震える手 ページ32
Aの柔らかな温もりに
オレの身体は一気に熱くなった…
『マジで いいの？』
恥ずかしそうに頷く彼女を
見つめながらそっと唇を重ねて…
やばい… 嬉しすぎて
頭が おかしくなりそうだ
オレは 深くキスを重ねながら
Aをゆっくり押し倒した…
『A… 優しくするから…』
『紫耀くん…待たせてごめんね』
紅く潤んだ瞳で見つめるAに
優しく触れて 震える手で
彼女の帯を解いた…
そして胸元に手を滑らせると
Aの柔らかな素肌が
露わになっていく…
オレはそこに吸い込まれるように
顔を埋めて 彼女のその白い肌に
紅い跡をつけた…
『んっ…』
その瞬間Aは小さく震えて
ぎゅっとオレを抱きしめてくれたんだ…
紫耀くん 恥ずかしいけど
私 嬉しいよ…
思いがけず 紫耀くんから
プロポーズを受けたあの日…
紫耀くん自身が私と結婚したいと
強く思ってくれて それを
ちゃんと言葉にしてくれたこと
ほんとに嬉しかったよ
彼の誓いのような甘いキスに
幸せで胸がいっぱいになって
ああ…このまま 紫耀くんと
ひとつになる そう思ったのに
私を待つと言ってくれた彼は
そのまま優しく抱きしめるだけで
それ以上 何もしなかった…
だから今日はこうやって
部屋をひとつだけ予約したんだよ
紫耀くんと同じ部屋で
一緒に眠りたいと思ったから…
でも途中から紫耀くんの様子が
おかしくなったのに 私
気がつかないふりをしてしまった
ごめんね…平静を装ってないと
なんだかやっぱり恥ずかしくて…
でも寂しそうな瞳で
部屋を出て行こうとした
紫耀くんを 私 必死で引き止めた
ここまで来て何してるのって
自分を鼓舞して勇気を出して
想いを伝えた…
紫耀くんは少し戸惑ってたけど
キスは いつもよりずっと熱くて
帯を解く手は微かに震えてた…
紫耀くんも私と同じように
緊張してるんだと思うと
なんだか嬉しかったよ
胸元に彼の唇が触れると
これ以上ないくらい
ドキドキして苦しくなったけど
それは甘く胸を締め付けて
私を幸せな気持ちにしてくれた
紫耀くん 好きだよ…
想いを込めて抱きしめると
彼は少し余裕なく私に触れていった…
唇は素肌にいくつも紅い跡をつけて
手は胸から下へと少し強引に降りていく…
『A… ごめん…オレ…もっと
優しくしたいのに もう全然余裕ないんだ』
彼の切ない声が胸を締め付けて
『いいよ…大丈夫だから
紫耀くんの好きにしていいんだよ』
私は両手で彼の頬を優しく包み込んだ…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
