試してみる？ ページ28
『優太くん… 私 ずるいんだ…
あの日 優太くんが好きって
言ってくれて すごく嬉しくて
幸せな気持ちになって…
紫耀くんのことが好きな
ままなのに 優太くんには
私の側にずっといて欲しい
って思ってしまった…
私 優太くんと一緒にいると
ほんとに楽しいし
幸せな気持ちになるんだよ
でも…この気持ちがなんなのか
自分でもよくわからなくて…
紫耀くんと付き合いたいとか
思いを伝えたいとか
そんなこと 思ってないけど
ずっと心の中に彼がいる…
それなのに 優太くんに
側にいて欲しいなんて
ずるいよね 私…わかってるのに
優太くんから離れたくない…』
そう言って俯いた彼女を
見つめながら
紫耀を好きなのにオレの
側にいたいって言う
彼女のその甘い毒が身体中に
広がってくのを感じていた…
『いいよ オレ ずっと
れんちゃんの側にいる…
いくらでも利用すればいい
オレ… なんでもするし
紫耀の代わりにはなれないけど
違うカタチで れんちゃんの
心を満たして あげるからさ』
『 私 酷いこと言ってるのに
優太くん 優しすぎるよ…
でも 知りたいんだ…
この気持ちがなんなのか』
『じゃあさ… 試してみる？』
オレはその甘い毒でおかしく
なったのかもしれない…
『え…？』
オレは立ち上がって
不思議そうに見つめてる
れんちゃんの手をとった
『こっち 来て…』
ベッドの側まで来ると
彼女の手を引き寄せて
間近でれんちゃんを見つめた
『あのさ…こんなに近いと
嫌だったり… する？』
『ううん…嫌じゃないよ』
『じゃあさ…このまま ハグ
してみる？ 嫌だったら オレのこと
突き飛ばしていいからさ…』
オレは頷く彼女をそっと抱きしめた
すると今まで感じたことのない
感情が込み上げてきたんだ…
うわ マジ やばい…
でもれんちゃんはオレに
そのまま大人しく抱かれてて
『れんちゃん オレに
抱きしめられるの嫌じゃない？』
『うん…優太くんの腕の中
すごく安心する…』
『そうなんだ…オレは苦しいよ…
れんちゃん オレの心臓の音 聞こえる？
めちゃくちゃドキドキしてるだろ？
れんちゃんはしない？こんなに
くっついてるのに 全然 してない？』
彼女はしばらく黙っていたけど
『…してるよ…するに決まってるよ
だって 優太くんのドキドキが
移っちゃったよ…』
はぁ…マジ かわいい…なんだよ それ
『れんちゃん… 安心なんて絶対
しない方がいい… 今 オレが
考えてることわかる？』
これは全部 甘い毒のせいなんだ…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
