プロポーズ ページ25
『Aは今でもあいつのことが好き？』
『え…？』
オレはどうしても聞きたくて
聞いてしまった…
オレの言葉にAは少し考えてたけど
『……そうだね …ずっと
好きだった人だから やっぱり
嫌いには なれないかな…
でも 昔みたいな感情は
もうないよ… 今は…
私にとって 紫耀くんが1番
大切で 1番大好きな人だから』
『あんな 顔してたのに…？』
『それは… 辛かったあの頃を
思い出してしまったから…
でも紫耀くんが 怒ってくれて
今日は ほんとに嬉しかったよ
私 あの頃 怒ることも泣くことも
できなくて…ただ無になる
ことで自分を 保ってたから…
紫耀くんがいなかったら きっと
今でも 私…』
そこまで言ってAは
突然 身体を震わせて泣き始めたんだ…
オレは彼女を更に強く抱きしめて
『A…思い切り泣けよ
あの頃の辛い気持ち
全部流して 忘れよう…
オレがずっとAを守るから』
しばらくの間
彼女はオレの腕の中で
震えながら泣いてて…
A…オレ ちゃんとAを
守れるように 早く大人になりたいよ
頑張るからさ オレ…
しばらくして 泣き止んだ
彼女は 涙で少し腫れた目を
していたけど なんだか
スッキリした顔で笑ったんだ
『ごめんね …紫耀くん
いっぱい泣いたら
すごくスッキリしたよ
紫耀くんのおかげだね』
『A…オレ…
これから いっぱい頑張るよ
勉強だって 料理だって なんでも
Aをちゃんと守れる男に
なるからさ これからも
ずっと オレの側にいてほしい
絶対 Aを幸せにするから
オレと 結婚して下さい』
オレは彼女にプロポーズをした
じいちゃんの遺言で
Aとこんな風に婚約したけど
そんなんじゃなくて
オレ自身が彼女と結婚したいって
強く思うんだ だからちゃんと
プロポーズしようと思った
オレがAを絶対 幸せにする
『紫耀くん…嬉しいよ ありがとう
こちらこそ よろしくお願いします』
オレたちは見つめ合いながら
そっと唇を重ねた…
まるで誓いのようなそのキスは
オレの決意を固めていったんだ…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
