二人きり ページ3
今日から
一緒に住むと言っても
部屋は別々なんだ…
まあ まだオレ
一緒に寝るとかムリだし
よかったような
残念なような…
でも
結婚するんだし
いつかはきっと…
なんか考えただけで
ヤバイ 頭
おかしくなりそうだ
先生との出会いは
二年になってすぐの
教員紹介の時
新任の保健の先生
としてやってきたんだ
ほぼ一目惚れだった
それ以来オレは
毎日何かにつけて
保健室に通った
先生に会いたくて…
会えば会うほど
優しい先生に
オレはどんどん
惹かれていったんだ
それから
1カ月ほどして
あの婚約式があった
そして半年が経つけど
先生とはほとんど
保健室で会うくらいだ
何度か二人だけで
会ったりもしたけど
とても婚約してるなんて
思えないくらい
緊張して何も喋れないし
先生もどこかやっぱ
他人行儀なんだ…
学校じゃないのに
やっぱり
先生と生徒っていう
関係は なかなか
崩せないみたいだ
それでもたまに見せる
照れたような顔が
たまらなくかわいくてさ
オレだけに見せる顔…
もっと見せてほしい
でもこんな
オレたちなのに
ほんとに結婚して
いいのか？
先生はオレのこと
どう思ってるんだろう…
オレのこと先生にも
好きになってほしい
今はオレばっかり
好きみたいで…
不安に思ってたら
同居をすることになって
先生も了承した
断らなかった
っていうことは
先生もオレのこと
少しは好き？
今夜から先生との
二人だけの生活が始まる
オレは…
複雑な気持ちでいた
教室に戻ると
れんが心配そうに
オレに 話しかける
『紫耀くん 腕 大丈夫？』
『ああ 全然 平気だよ
かすり傷だし』
『おい紫耀
また行ってたのか？』
『おぅ優太 まあな』
『ほんと好きだよな おまえ』
『今回はほんとのケガだし』
優太は呆れ顔で
ため息をついた
『この前は突き指で
その前はぁ 捻挫だっけ？
あっ頭痛？風邪？ん？
まっよくネタが尽きないな』
『ほっとけよ』
優太は
オレの1番の親友だ
だから優太にだけは
オレたちのことを
話してるんだ
れんは小学校からの
幼なじみで
優太はれんのことが
好きなんだけど
全然意識されてなくてさ
恋の相談とか
されてるらしい…
告白でも
すればいいのにさ
とにかく今夜から
先生と二人きりだ
オレはそのことで
頭がいっぱいだった…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
