スイッチ ページ16
『オレ 今日 優太たちと
新しいスイーツの店 行っててさ
美味しかったから
Aにも買ってきたんだ』
オムライスを完食した後
オレは冷蔵庫から
ケーキを取り出した
『わっ ありがとう 紫耀くん
ここのケーキ 食べてみたいって
思ってたからすごく嬉しいよ』
思った通りAは
めちゃくちゃ喜んでくれて
『紫耀くん 美味しいね』
って 満面の笑みを浮かべて
幸せそうに食べてくれたんだ…
それを見てるだけで
オレも嬉しくなるんだけど
『あのさ…A
オレにも 一口 食べさせて』
『え…？』
口を開けて待ってると
Aが恥ずかしそうに
フォークにケーキを乗せて
口元に運んでくれた
オレはそれをパクッと
食べて また幸せな
気持ちになったんだ…
『今日は 後片付け
全部 オレがするからさ
Aは先 お風呂入って
ゆっくりしろよ』
『え？ありがとう なんだか
至れり尽くせりだね』
彼女は嬉しそうに微笑んで
バスルームに入っていった
オレは後片付けを
全部 終わらせて
さっきやっていた課題を
もう一度ソファーでやり始めた
でもすぐに嫌に
なってしまったんだ
はぁ…マジわかんない
だからついつい
Aのことを考えてしまう
結構 長風呂なんだな…
そう思った途端
風呂に入ってる彼女を
想像しそうになって
オレは全力で打ち消した
ヤ ヤバ…
頭を両手で抱えていると
Aがバスルームから出てきた
『お風呂 お先にありがとう
でも すっぴん見せるの初めて
だから ちょっと恥ずかしいよ…』
Aは上気した頬を
一段と染めて
恥ずかしそうに俯いた
まだ濡れてる髪が
余計に色っぽく感じて
オレの心臓がドキドキと
激しく打ち付けた
ヤバ かわいすぎる…
『A すっぴんかわいすぎ…』
それに…初めて見る
ラフな部屋着にもドキドキする
『ありがとう… あ…紫耀くん
勉強してるんだ えらいね』
彼女はオレの側に来ると
ローテーブルの上の
課題を覗き込んだ
オレは ただでさえ
ドキドキしてるのに
Aに側に来られて
マジどうにかなって
しまいそうだった…
お風呂上がりのAの
体温と ほのかなシャンプーの
香りを間近に感じた オレは…
ヤバ…なんか
スイッチ入りそうだ…
『紫耀くん…？』
彼女は黙り込んでるオレを
不思議そうに見て首を傾げた…
『A…オレ…』
オレは堪らず 彼女の手を
引き寄せると そのまま
ソファーに押し倒した…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
