きっとこのままじゃいられない…2nd

遊園地デート ページ41

いつものように
私の部屋で
紫耀くんとまったり
過ごしてる時

紫耀くんが
岸くんとうみちゃんの
話をしてくれた

『岸がさ
うみちゃんと本気で
付き合うことに
したって言ってた
とうとう覚悟
決めたんだな』

『え？岸くんが？
すごい…よかった…』

私は思わず
涙が込み上げてきて…

『なんでAが
泣くんだよ』

『だって嬉しくて…
うみちゃんずっと
岸くんのこと
一途に想ってたから
私 二人を
応援してたんだ』

『そっか
オレも嬉しいよ
岸はほんと
いいやつだからさ
うみちゃんと
絶対 しあわせに
なってほしい
これから まあ
いろいろ問題もある
だろうけどさ…
あの二人なら
きっと大丈夫だろ？』

『うん そうだね』

うみちゃん よかったね
ずっと大好きだった
岸くんとほんとの
恋人同士になれて…
これからもずっとずっと
仲良くしあわせでいてね

『A
オレたちだって
ずっと
しあわせでいような』

紫耀くんは
私の涙を指で拭うと
ぎゅっと
抱きしめてくれた

『紫耀くん…』

『今度の日曜
部活 休みなんだ
久しぶりにデートしよう
A どこ行きたい？』

『わっほんとに？
嬉しい 私 前に
紫耀くんと乗れなかった
観覧車に乗りたいな』

『そっか そうだな
オレもAと一緒に
乗りたかったよ
じゃ 遊園地デートだな』

『うん』

久しぶりのデートだよ

あの時は
部活終わるの遅くて
結局 紫耀くんとは
何も乗れなかったから
すごく 嬉しい！

楽しみだな 日曜日


そしてデート当日

紫耀くんと
たくさん遊んでたら
途中
岸くんとうみちゃんに
偶然 出会った

『あっAさん！』

二人は
仲良く手を繋いでて
私たちに気がつくと
うみちゃんは
岸くんの手を引っ張って
駆け寄って来てくれた

『わっ
うみちゃん 偶然だね』

『はい！Aさんに
会えて うみ 嬉しいです
今日はお兄ちゃんと
初めてのほんとの
デートなんです
うみ 観覧車に乗りたくて』

『あっ一緒だね 私もだよ
うみちゃん 岸くん
よかったね 私も嬉しい』

『ありがとうこざいます
うみ Aさんたちみたいに
素敵なカップル目指してます』

『Aちゃん
オレ 本気でうみと
付き合うことにしたんだ
まあ オレも二人を見習って
仲良くやっていくよ』

『二人ともすごく
お似合いだよ
ほんとよかったね』

『A オレたちも
負けないよう
仲良くやって行こうな』

『うん そうだね』

私たちは
あの日乗れなかった
二人で
それぞれ仲良く
観覧車に乗った…

2度目のキス→←この世で一番

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