羨ましい ページ27
今日は４人で
お祭りに行く日
『おお 楽しそうだな
早く帰ってくるよ』
って言ってたのに
紫耀くんは
『ごめん
まだ帰れないんだ
先 岸たちと行っといて』
って連絡がきた
私は鏡の前で
溜め息をついた
浴衣もちょっと
大人っぽいのを選んで
髪も頑張ってアップに
したのに…
1番に紫耀くんに
見せたかったな…
すごく楽しみに
してたから余計に
寂しくなってしまう
でもそんな
気持ちを切り替えて
私は岸くんたちとの
待ち合わせ場所に向かった
着くとすぐに
うみちゃんが駆け寄って
来てくれて…
『わあ Aさん
すごく 素敵です！
ねえ お兄ちゃん』
『あ ああ…そうだな
すごく似合ってる』
『ありがとう…
うみちゃんも
とっても似合ってるよ』
『ありがとうこざいます
お兄ちゃんね さっき
Aさんに
見惚れてました！』
『いや いや いや
うみ 何言ってんだよ』
『ほんとだもーん』
久しぶりだなこの感じ
岸くんとうみちゃん
ふたりはほんとに
仲いいなぁ
私はそんなふたりを
羨ましく思った
『紫耀のやつ
最近 帰り遅いって
言ってたけど 今日もか…
まあ 多分すぐに
来るだろうけどさ
オレたちで
先 めいっぱい
楽しんどこうぜ』
岸くんはそう言って
変顔で決めポーズを
するから私は
思わず笑ってしまった
『クスッ そうだね』
それから 私たちは
お祭り会場に着くと
ゆっくり屋台を
見てまわりながら
楽しく遊んでいた
でも しばらくすると
慣れない下駄に足が
痛くなってしまって…
そんな私に岸くんが
すぐに気がついてくれた
『Aちゃん 足
大丈夫？ちょっと座る？』
って…
『あ ありがとう
私 休んでるから
ふたりは楽しんで来て』
『いいよ オレたちも
座りたかったし な うみ』
『うん』
紫耀くんは
まだ来ないけど
笑顔でいられるのは
岸くんとうみちゃん
のお陰だよ
私たちは
ベンチに座って
3人でかき氷を食べた
行き交う人の波を
見てると
あれ？春海さん？
隣には 彼氏
らしい人がいて
仲よさそうに歩いてた
ほんとに付き合ってる人
いたんだ…
クラブの先輩だっけ？
すると彼女は私に
気がついて一人で
こっちにやってきた
『こんばんは
今日は部活も休みだったし
紫耀くんも来てるんでしょ
よかったわね
あ 紫耀くんに言っといて
もう 私 大丈夫
だからって じゃ』
彼女はにっこり笑って
彼のところに戻って行った
え？休み？
じゃ紫耀くんは
今 何してるの？
私は一気に不安になった
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります！ (2019年2月11日 13時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます！！！ これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年2月3日 10時
