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告白 ページ15

『お兄ちゃん?
まだ寝ようよぅ』

うみは眠そうに
オレの服を引っ張った

『うわっ!』

びっくりしたオレは
うみの上に
覆いかぶさるように
倒れ込んでしまって…

『んっ!』

『ご ごめん!
うみ 大丈夫か?』

すぐに手をついて
身体を離したけど
うみはぎゅっと
目を瞑ってて…

『えっ?どっか痛い?』

オレはうみの肩や
腕にそっと触れた…

『うみ?』

うみはみるみる
真っ赤になって…

『あっ ご ごめん!』

恥ずかしがってると
思ったオレは
慌てて うみに触れてる
手を離して もっと
離れようとした

でも そんなオレに
うみは手を伸ばして
抱きついてきた…

『うわっ 何?うみ?』

ベッドの上で
ふたり密着している
この状態にオレは
焦りまくってその手を
離そうとしたけど

『どうしたんだよ うみ
ちょっと 手 離して』

うみは首を横に振って
もっと強く抱きしめてくる

『やだ…手 離したら
お兄ちゃん うみから
離れていっちゃうもん』

『はぁ… わかった…
離れて行かないから
とりあえず離して
な…?』

半ば諦め気味に
抵抗するのをやめると

うみはしぶしぶ
その手を離した…

オレは 身体を
横に移動させて
うみの方を向いた

うみはオレの瞳を
じっと見つめて…

『うみ お兄ちゃんのこと
ほんとに好きだよ
初めてお兄ちゃんに
なってくれた時から
ずっとずっと大好きだよ』

うみの突然の告白に
オレはびっくりした

えっ?そんな昔から?
オレのこと好きって…
マジで?いや でも…

『でも しばらくオレのこと
うざがってたじゃん』

『それは…お兄ちゃんが
どんどん かっこよく
なっちゃうから うみ
恥ずかしかったんだもん』

は?何それ
かわいすぎだろ

うみに急に
避けられ続けて
オレ すごいショック
だったのにさ…

なんだよ 嫌われて
なかったのか…
むしろ 好きすぎた?

『でもお兄ちゃんは
ずっと優しかったね』

『それは…当たり前だろ
オレはうみのアニキ
なんだからさ』

そう言って笑うと
うみは少し
寂しそうだった

しばらく
沈黙が続いた後
うみは

『お兄ちゃん…
今日だけ うみのこと
ぎゅってして』

『えっ?いやいやいや…
だから それはさ…』

オレの言葉にうみは
みるみる涙を溜めて
今にも零れ落ちそう
になった…

えっえっ?

うみの涙なんて
小さい頃以来
ずっと見てないのに…

今オレが泣かしてると
思うとたまらない
気持ちになった…

『うみ 泣くなよ…』

オレは手を伸ばして
優しくうみを抱きしめた…

抱きしめたい→←兄でいたい?



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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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