私は双子のお兄ちゃんヨンミン・クァンミンと恋をする

やさしいお兄ちゃん ページ3

夕飯の支度ができた頃にお兄ちゃん達が帰ってきた
『ただいまー』
お兄ちゃんたち双子だからかよく声がシンクロする
なんだかおもしろい
クァンミンお兄ちゃんはいつも乗りが良くて
なんだか話しやすいし優しい感じ
『ただいまーA』
えっ？呼捨て？
『あーなんかちゃん付けじゃ 他人行儀だと思って』
『あっうんそうだね。それでいいよ』
私はクァンミンお兄ちゃんにいきなり呼捨てされて
ドキドキした
『ヨンミンもそれでいいよね』
『ああ』
そういうとヨンミンお兄ちゃんは穏やかに笑った
もうそれだけで私はドキドキする
あんまりしゃべらないし
ちょっと話しかけづらいイメージだけど
ふんわりとした優しいオーラに包まれてる

お兄ちゃんたちは3年生だけどほぼ進路も決まっているから
他の受験生みたいに大変じゃないみたい
イケメンで頭もよくて性格もいい(多分)
スポーツ部に入ってるからきっと運動神経もいいんだよね
完璧すぎるー

それに比べて私は成績は中の上くらいでスポーツは苦手
お母さんがいなかったから家事は得意だし
料理もそこそこできるけど…
顔はー並みかな あはは
お兄ちゃんたちは可愛いって言ってくれたけど
社交辞令みたいなものよね

そんなお兄ちゃんたちが
今日から私の勉強を見てくれるらしい
呆れられないようにがんばらなくちゃね


夕飯が終わってお兄ちゃん達と２階へ

使ってなかった２階の少し広い部屋を
お兄ちゃんたちの部屋にして
２段ベットを置いている
少し狭いかもだけど…
机もテレビもあるし我慢してもらおう

その隣は私の部屋で
ベッドと勉強机でいっぱいくらい
あんまり広い部屋は
好きじゃないから私はこの部屋が好き

でも私の部屋が狭すぎるから
勉強はお兄ちゃんたちの部屋ですることに


私はドキドキしながらお兄ちゃんたちの部屋に入った

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