私は双子のお兄ちゃんヨンミン・クァンミンと恋をする

クァンミンｓｉｄｅ ページ15

あれからなんだか元気がなかったA
僕たちと遊園地に行くことになってすごくうれしそうだ
でもヨンミンが急に行けないってなると
途端にショックな顔をする
きっとデートだろうから一緒にって誘ったけど
Aは嫌だったんだよね わかってるよ
でもどこかでデートしてたらずっと気になって
折角の遊園地が楽しくなくなるだろう
僕だってそんなの嫌だしそれならいっそ
一緒に遊べばいいんじゃないかと思ったんだ
それにヨンミンと彼女を見て現実として受け止めさせたかったんだ
そして僕のことを見てほしかった
なんかほんとにこんな気持ちは初めてだから
大切にしたいのに 傷つけたくなる
観覧車に乗った時
Aに告白した まさか頷いてくれるとは思わなかったから
すごくうれしくてキスして抱きしめた
君も僕を抱きしめてくれたけど
これは僕を好きだからじゃなくて
ヨンミンのせいだよね それもわかってるんだ
わかってて僕は意地悪している
どうしちゃったんだろう僕

夜中ヨンミンが帰ってきたから
わざとAと付き合うことになったからと言った
AもＯＫしてくれたしキスだってしたって言ったら
すごい剣幕で怒ってきた
ちょっとびっくりした 自分は彼女いるじゃないか
そんなに怒るなんてもしかして
ヨンミンもAのこと…
妹だからって感じじゃなかった あれは嫉妬だ
怒ったヨンミンは部屋を出てとなりのAの部屋に行った

でも僕はそれをとめなかった
とめられなかったんだ

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