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誰でもいいでしょ ページ15




「…まぁいいや。」


突然興味を無くしたように私の元から退くバンダ。
不審がって目を開けると、意味ありげな顔をした彼が微笑み「お迎えが来たね」と呟いた。



「…吉塚くん、ありがとう。もういいよ」



代わってくれてありがとう、と彼にほほ笑みかけると、首を切られたはずなのに「あ、はい…」と従順だ。


「…そうやって洗脳して…」


ちらりとこちらを見たバンダが「君もここを出るまでに考えるといい。」と言い残し去っていった。
時間を貰った、って事だろうか。

ぽかんとしている私と、怯えながらこちらを見る吉塚さん。

…そんな顔したいのはこっちの方なんだけど。


「ッ、前もお前がいたからゲームが始まった!なんなんだ一体、お前は!」


悲痛な顔をして叫ばれる。
…前?お前がいたからゲームが始まった…?


「私、これが初めてのゲームで、」
「とぼけるな!勘弁してくれよもう!」


再びわたしに詰め寄る。
後退りをするも、覆いかぶさってきて首を絞められた。
…苦しい、苦しいけれど頭が痛い。

アグニもチシヤも吉塚さんも、みんな揃ってなんなの…?




怖い顔をしながら、彼がひたすら呟く。
痛みに呻きながら何とか耳をすまして彼の言っている事を聞き取ろうとした。


「化け物、化け物が…」



目を見開く。

“化け物が!!”

誰かの声と重なった時だった。




「あーらら、お嬢ちゃんだいぶやられてるね」




あららら、と心配そうな声。
驚いた吉塚さんが食料庫の扉を見る。


「…後藤さん…、と、チシヤさん」


呆れた顔をした2人が「またなにか厄介なこと引き寄せてるの?」と言った。


「別にこれは私でも対処できますよ」
「見てらんないよ。あ、首切れてるよキミ。どうしたの?」


私の傍にしゃがみ込んだチシヤさんが彼の喉元を指でなぞる。
「Aがやったの?」と不名誉な事を聞いてきたから、なんだかめんどくさくなって「誰でもいいでしょ」と皺を寄せた。

邪魔者→←耳鳴り



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みりん(プロフ) - がんもえさん» クイナとアンのペア、すごく好きです(;;) ただ、スペードのキングのゲーム後にクイナに冷たい態度を取っているので…仲直り出来るのか( ›_‹ ) (2023年2月7日 0時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - おむらいすさん» お母さんと交代してもらいました!暫くチシヤのターンですのでお付き合い下さい( ◜ᴗ¯)🤝(¯ᴗ◝ ) (2023年2月7日 0時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - らむねさん» 実は、参加しないのです!やっぱりこのゲームは残酷なので、2人とも生き残るのは違うかなと¯֊¯⋆꙳ (2023年2月7日 0時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
がんもえ(プロフ) - 別のゲーム会場で誰かと会うのかな!クイナとかアンに会って欲しい……… (2023年2月6日 23時) (レス) @page41 id: 828bc06f55 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - dさん» そうなんですよ…( -᷅ ̫̈-᷄ )𐑲𐑲𐑲 チシヤと鉢合わせてしまうのか、ご期待ください✨️ (2023年2月6日 23時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みりん | 作成日時:2023年2月1日 23時

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