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コンコン…
『んー？』
「ご主人様、朝でございます」
ビーズの声に枕にしていたナギニから体を起こす
シューと鳴くナギニをひと撫でしてからベッドで伸びをするとカーテンが開く
『あぁ…今日もいい天気だ』
「ご主人様、坊ちゃんから手紙が届いております」
『分かった。朝食前に読むよ』
「畏まりました」
ビーズの気配が消えた所で私は身支度を済ませダイニングに向かう
その間もナギニは私の後に着いてくる
いつからかリドルが家に居ない時はナギニは私の側に居ることが多くなった
『ナギニ、リドルに何か言われたのかな？』
シュー
『ふふ…そうか』
相変わらず何を言っているかは分からないが私はナギニに笑顔をむけ椅子に腰掛けるとすぐに手紙を差し出すビーズ
『すぐに読めってことかい？』
「滅相もございません…ですがご主人様はその様にされるかと」
『ははは、そうだな』
手紙を受け取り広げるとそこには綺麗なリドルの文字
『……ほぉ…これは…』
「ご主人様？」
『どうやらリドルが面白い事に巻き込まれてるみたいだ』
「坊ちゃんに何か！？」
ビーズの必死な声に笑みを向ける
『大丈夫、今すぐどうにかなるものではない』
私は手紙を封に戻しビーズに渡す
『レターセットと朝食をくれるかい』
「…はぃ…」
肩を落としたビーズは腕を一振りして私の目の前に言われたものを用意する
レターセットが朝食よりも私の目の前にあるのはビーズの心境を表しているんだろう
『分かったよ、ビーズ』
私はレターセットを手に取り返事を書く
『はい、頼んだよ』
「え？もう書き終わられたのですか？」
『あぁ』
朝食の皿を手前に引いて手をつけ始める私にビーズは怪訝そうな顔をするが私は手を止める気はない
「…梟に渡して参ります」
『頼んだよ』
あの様子では無理を強いられるだろうな
出来るだけ早く届けるようにとか言っていそうだ
『さて、まずはダンブルドア先生に連絡かな…』
「……」
今回の手紙の返事は過去最速だった
何だか梟が必死だった気がする…
Aに送った内容はすぐに答えられるものではなかったと思ったから返事は少し遅くなるかと予想していたのに…
「早すぎるな…」
とりあえず手紙を広げるとそこにはなんの前置きなくただ一言
‘了解した’
「は？」
誰もいない寮の部屋に僕の声が響く
そしてなぜか背中に感じる嫌な予感
この予感が当たらないことを僕は願いながら手紙をしまった
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
