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「リドル」
「ノット、準備は？」
「あぁ、出来たけど本当に良かったの？」
「あぁ」
僕がノットに頼んだのは二つ、一つはミアの強制退場
「あれが居ないとなると今日の君は忙しそうだ」
もう一つは僕の正装だ
いつもはAが送ってくれたドレスローブを着るだけだったが今年はノットに髪を頼んだ
片側だけ上げた髪は綺麗に纏まり髪もいつもより艶が出ている
「我ながらいい仕事をしたよ。まぁ君はそんな事しなくても外見は繕う必要はないけど」
「鼻につく言い方をするね」
「あははは…」
「君はもう少し繕うべきだと思うけど？」
「僕はこのままで大丈夫、我が道を行くさ。君とは違うやり方でね。で、本日虫除けが不在の顔だけいい男のリドルはどうするつもりなんだい？」
遠慮ない言葉を吐くノットに僕は笑う
「今日の僕のパートナーは決まってる」
「え？それって…」
ザワっと周りが騒がしくなったと思うとそこには階段を優雅に降りるA
顔は変身薬で違うが見間違えることは無い
僕はすぐにAの元に向かい階段の最後で待つ
『待たせたかな？』
「Aにしてはね」
『ははは…』
僕の差し出された手にAは迷いなく手をのせる
「ノット紹介するよ。今日の僕のパートナーだ」
「…これは驚きました。またハロウィンの使者にお会いできるなんて」
『ふふふ…』
「A、僕から離れないでね」
『その様にエスコートしてくれるんだろう？』
「あぁ、そのつもりさ」
僕はAの手を取り腕に回させる
「じゃぁ、ノットお先に」
「あぁ」
少し惚けるノットを置いて会場に入るとAが隣でくすくす笑う
「どうしたの？」
『いや、ノット君に話していなかったとはね』
「これは悪戯だからね」
『あはは…なるほど』
「そう言うAだって」
『ん？』
僕は少し目を開いたダンブルドア先生を指差す
『あぁ、悪戯だからな』
僕たちは二人で笑い合う
周りの生徒は遠巻きだが僕たちに視線を送っている
『明日からのリドルは大変そうだ』
「明日からはクリスマス休暇だから大丈夫だよ」
『あぁ、そうか』
「うん、だからA」
僕はプカプカ浮いたシャンパングラスをAに渡す
僕も取るとそこには一人でに飲み物が湧く
「今日は僕と一緒に楽しんで」
『ふふふ、そうしよう』
「A」
『リドル』
「『メリークリスマス』」
カチンとグラスがぶつかると会場には静かな音楽と冷たくない雪が優しく静かに降り始めた
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
