クリスマスパーティー ページ24
シュルシュルと肌触りがいいドレスに袖を通す
淡いブルーのドレス
『自分の瞳の色か、アルバスも色気付いたものだ』
コンコン…
『ん？』
扉が鳴り開けるとそこにはリドル
「…」
『やぁリドルどかしたのかい？』
「それはこっちのセリフだよ」
『ん？』
リドルはズカズカと部屋に入ると扉を閉める私を見つめる
「その格好はなに？」
『あぁ、ダンブルドア先生が用意してくれてね。クリスマスパーティーに出席しろとのお達しさ』
「参加するの？」
『あぁ、壁の花になる予定だ。食事を楽しむことにするさ』
「大丈夫なの？」
『あぁ、変身薬を使うさ』
私はアクセサリーを付けようと鏡台に腰掛けネックレスを掴むとリドルがそれを奪う
『おや？悪戯かい？』
「Aじゃないしそんな事しない」
そう言うとリドルは私の首にネックレスを回した
どうやら着けてくれる様だ
鏡越しに見るリドルは何処か不満そうだ
『ご機嫌斜めかな？』
「ちょっとね」
『理由を聞いても？』
「教えない」
『残念だ』
「…A」
『んー？』
「今日僕パートナーが居ないんだ」
『おや？彼女はどうしたんだい？』
「体調不良だって」
『それは残念だな…それで機嫌が悪いのかい？』
「…まぁね、だからA、僕とパーティーに行ってくれない？」
真剣なリドルの瞳…しかし…
『うーん…』
「…嫌なの？」
私は体を鏡からリドルに向ける
『嫌と言うわけではないが…君は学校で人気の的だ。そんな君と私が一緒になると翌朝からきっと君の相手探しが始まってしまうし…君の彼女にも悪くないかい？』
「嫌じゃないんだね」
『もちろんさ。こんな機会は滅多にないだろうから私も君と楽しみたいと思うよ』
「そうか、じゃぁ頑張ってA」
『ん？』
リドルはにっこりとした笑顔を浮かべ私に頬に手を当てる
「僕は今まで文句を言わずにAの悪戯に付き合ってきたんだからAも文句言わないで」
『いや…リドル…生徒達は私を探し出せないかもしれないが君には手間が残ってしまうかと…』
「僕がいいって言ってるんだ」
『あー』
「これもAの好きな悪戯だと思えばいいじゃないか、今まで悪戯するのに誰かの迷惑をAは考えたことあるの？」
『いや、ない』
「…即答なのもどうかと思うけど、ならいいじゃないか」
『んー』
「じゃぁA、会場で待ってるから」
そう言ってリドルは私の頬にチュとリップ音を立てて止める間も無く部屋から出て行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 713人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
