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あれからもAは色んな悪戯を生徒達に仕掛けるが現れるたびに寮の制服が変わり今だに誰も捕まえることが出来ていない
「このまま、捕まらないんじゃないか？あの人」
「……」
隣のノットを無視して僕は今までのAの行動を振り返る
一度目の悪戯は恐らく自らが生徒に紛れても分かりづらくする為…
で、今は何処かで悪戯の準備…居るとするなら…
「リドル？」
「ちょっとお返ししてくるよ」
僕はノットを置いて誰もいない廊下を歩き使われていない教室に入る、中には誰も居ないが空っぽの本棚を少しずらすと下に続く階段
「……」
『ふふふ…次は…これをこうして』
嗅ぎ慣れた薬草の香りに包まれる部屋にAの後ろ姿
「楽しそうだね、A」
『ん？え！？』
「僕も混ぜてよ」
『どうしてここが？』
「まだ僕が学校に入る前に一度だけこの部屋の話をしてくれたよね？」
『そんな前の事を…』
僕は微笑みAに歩み寄り髪に付いていたリボンを外す
「これ返すよ」
『あ…あぁ…』
Aがリボンを受け取ったのと同時に杖を振る
『あらあら…』
リボンはAの手を縛るがAは他人事の様にその様子を眺めていた
『ははは…捕まった』
「…A」
『ん？』
僕はAの手を掴み椅子に座らせる
『これで得点はリドルのだ』
「…そんな事どうでもいいよ」
『んん？？』
僕は椅子の肘置きに手を付いてAを見下ろす
「ご褒美が欲しいな」
『あ！そうだった！じゃぁ…っ』
Aの頬に口付ける
『リドル？』
その唇をそのまま耳元に移動させリップ音を立てるとAの体がビクリと揺れた
唇はそのまま彼女の首筋に沿わすとAが抵抗を始めた
『リドル…ちょっと…』
縛られた手を僕の胸に押し当てるが僕を押し返せる程の力はない
空いた手で彼女の手を頭上に上げると暖炉の火に照らされるAの驚いた顔
「ねぇ…A」
僕はAの額に自らの額を合わせると肩から髪が滑り落ちる
「ご褒美くれる？」
『いや…あの…』
あわあわとしながら僕を見る彼女に背筋がゾクゾクとして笑顔が浮かぶが今日はここまでだ
手はそのままに僕はAから体を離す
「悪戯される気持ちも分かった？」
『こんな悪戯をされるなんて思ってもみなかった…』
「A」
『ん？』
僕はAの唇の端に軽く口付けた
『おやおや…』
「まだまだ、序の口だよ」
『…勘弁してくれ』
「心配しなくても悪戯完了だよ」
『ははは…』
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
