新学期 ページ3
「やぁ、リドル。あれ？今日はお見送りはなしか？」
「…ノット」
僕は飄々と現れたノットに目を向ける
「今年も君の例の人に会えるのを楽しみにしてたんだけどね」
「……」
僕は去年この男がAにした事を思い出していた
いつもの様に黒いヘッドドレスを付けて顔を隠しいていたAに会った時
「初めまして」
『あぁ、君がノット君かリドルから話は聞いているよ』
「光栄です。僕も貴女の事はリドルから聞いていましたのでご挨拶をと」
片手を胸に当てながらお辞儀をするノットは流石上流階級の生まれであって様になっていた
『ご丁寧にありがとう。では私もご挨拶するとしよう』
「？」
Aはそう言うとドレスを少し持ちあげ軽く足を折る
『初めまして、私はA・Aと申します。しがない魔法薬の研究者でございます』
Aの貴族の様な挨拶に僕は目が丸くなり、そしてまたAの知らない部分を見た
『これからもリドルをよろしくね』
「…はい」
ノットは胡散臭い笑顔を作るとAの手を掴みその甲に唇を当てた
「……」
『ふふふ…これはこれは…』
「もちろんです」
ポーーーーーッ！
「あ、リドル。汽車が出るよ」
「あ…あぁ…」
汽笛の音で僕は記憶から現実に戻る
「コンパートメントはシャーリーが取ってくれてるらしいよ」
「はぁ、またか…」
「仕方ないさリドル、これからまた君の処世術の時間だ」
「……」
あの時、この男に向けそうになった黒い感情を僕は再度しまってからノットに微笑む
「あぁ…リドル…僕は君のその笑顔好きだよ」
「ふ…さぁ、行こう。これからが本番だ」
「今年も面白くなりそうだ」
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
