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『ふぅ…ご馳走様』
「恐れ入ります」
風呂から出て食事を終えた私は少し口元を拭いてからいつもの場所へ
「ご主人様」
『あぁ』
リドルのお気に入りの窓際のイスに腰掛ければビーズがワインと手紙をくれる
奇麗に封がされた手紙をゆっくり開けて茶色みがかった羊皮紙を広げると懐かしい母校の香りまで感じる
『……』
「坊ちゃんはなんと？ホグワーツに馴染めていらっしゃいますか？」
『ふふ…』
「ご主人様？」
私は大きな目を揺らしながらこちらを伺うビーズに目を向け膝に頭をのせるナギニを撫でる
『心配はいらないそうだ』
「と言いますと？」
『楽しくにやっていると書いてある。ノット君という友達と寮も一緒だそうだ』
「ご学友まで！素晴らしいことです」
『あぁ、入学からは忙しくて手紙が遅れて申し訳ないとも書いてあるよ』
「そんななんというお心遣い」
両目から溢れる涙を昔着ていた服で作ったハンカチで拭きながら言うビーズに更に追い打ちをかけてみる
『ホグワーツの食事もおいしいがビーズの料理が恋しいってさ』
手紙を見せながらその一文を指さすとビーズはフラッと膝を付き声にならない鳴き声を上げている
シューシュー
『あぁ、もちろんナギニの事も書いてるさ』
シュー
『ビーズを食べるなってね』
ナギニにもビーズと同じようにするとナギニは持ち上げていた頭を私の膝に戻した
「それで…グス…坊ちゃんは…どちらの寮に？」
『……』
「ご主人様？」
『あぁ…スリザリンだそうだ』
「…そうでございますか」
『なに、きっと心配ないさ。彼の未来は…輝いている』
すでに暗くなった窓を外を見ると今日の月は雲に隠れていた
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†NANA†(プロフ) - ページ11で、「八尾表」ってなんですか？ (2023年4月6日 2時) (
レス) @page11 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白いです！！ぜひ続き書いてください！ (2022年5月29日 10時) (レス) @page39 id: 525cb5e5d4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 面白くてめちゃくちゃ好きです……続きを書くのかは分かりませんがとても面白かったです！！！ (2022年3月18日 21時) (レス) @page12 id: c4b035a296 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても面白くて一気に読んでしまいました！続きが楽しみです！ (2021年10月13日 13時) (レス) @page12 id: 15382b9e40 (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 面白いです。読みやすく楽しめました。続きも楽しみにしています。 (2021年10月6日 23時) (レス) @page4 id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2021年10月6日 13時
