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麗子｢白井靴子さん！｣
田代｢…は？｣
靴子と呼ばれた女性はビックリしている
靴子って私たちが呼ぶだけで本名では無い
麗子｢単刀直入にお聞きします。
あなたは何故吉本瞳さんを殺したんですか？｣
靴子｢…っ 、｣
今まで一緒にいて見たことない、真剣で真面目な表情の麗子ちゃん
田代｢はっ 、何言ってんだあんた｣
田代さんがそう言った瞬間、白井靴子は近くの棚の上に置いてあったナイフを私たちに向けた
麗子｢…っ！ やっぱり貴方が… どうして！｣
靴子｢貴方に何がわかるのよ！｣
そう言いながら近づいてきた靴子
靴子さんから私と麗子ちゃんを守ろうと1歩前に出た影山さんにまた胸が高鳴った
この状態で何考えてるんだ私は！
頭を振って靴子さんに焦点を合わせる
影山さんがスッと屈んでカーペットを引く
その瞬間靴子はバランスを崩して持っていたナイフを手放してしまった
+
影山｢はあ…｣
麗子｢もう一度だけお聞きします。
なぜ吉本瞳を？｣
靴子｢…あの女が、美人で大金持ちのお嬢様だったらまだ許せたかもしれない
でも、ゴミだらけの部屋にいるあんな女が…っ｣
靴子さんは泣き始めてしまった
そんな靴子を冷ややかな目で見る影山さんに少し恐怖を抱いた
田代｢お前、何て事してくれたんだよ！｣
その瞬間、私の中で何かが切れた
｢…黙らっしゃい！
貴方 吉本瞳さんとの関係はまだ続いていたの？｣
私が急に大きな声を出したことに麗子ちゃんも影山さんも田代さん達も驚いた目で私を見た
田代｢…、｣
麗子｢正直 彼女の気持ちは私には全くわからない
だけどとにかくこの事件は貴方のせいで起こったのよ
今すぐこの場で彼女に謝りなさい！｣
田代｢…っ 、すまない。 俺が悪かった｣
折角治まった涙が今にも出そうになっている靴子さんに近寄る
｢大好きな人が誰かに取られてしまう悔しさは分かります。
だからと言って人を殺していい訳ではないし、それで１番になれる訳でもない。
人を殺すというのは最大の罪、彼が原因だとしてもやってはいけない事です。
けど、貴方は素敵な女性です
浮気されたと知っていても彼の事を愛していた
素晴らしい事だと思いますよ｣
ニコッと微笑み靴子さんの手を握ると靴子さんは我慢していた涙を流し、子供のように泣き始めた
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年7月26日 12時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 嵐大好きでニノちゃんと翔君寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年11月13日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うりり | 作成日時：2017年9月15日 0時
