：２５ ページ25
+
｢私は宝生家の宝生Aよ｣
仁科｢それがどうした｣
｢そんな私に手を出すなんて、貴方の未来無くなるわよ？｣
仁科｢なっ…！ そんな事言えなくしてやるよ｣
やっぱり私も麗子ちゃんに似ている部分があるみたいで、短気だし、怒ると口も悪くなる
それにすぐに相手を挑発する
｢貴方は２つ 大きな事を見落としてるわ｣
仁科｢な、なんだよ それは｣
｢一つはここまでしても、私は貴方の事を絶対に好きにならない。
むしろ気持ち悪いとしか思えなかったわ｣
ハッキリと仁科さんを睨みつけながら言う
ここまでハッキリ言われたのは初めてみたいで、仁科さんの目は驚きと怒りで溢れていた
バンっと仁科さんの右手が私の顔の横を叩いた
仁科｢今まで俺に向けてた笑顔は…？｣
｢外面に決まってるじゃない｣
仁科｢じゃあ！ 今までのスキンシップは？｣
｢どれも吐き気がしてたわ｣
私を助けてくれる、そう信じてる人がいるから、こうやって強い態度をしてられる
でもそろそろ限界かな…仁科さんが
仁科｢ふざけんな！ 散々俺の気持ち弄んどいて！｣
｢二つ目｣
仁科｢はぁ？｣
｢貴方が見落としてる事の、二つ目｣
感情的になっている仁科さんに普通に話す
大丈夫。 きっと来てくれてる。
手の平にぎゅっと力を入れる
仁科｢他に何を見落としてるんだよ、あ？｣
｢＿＿＿＿私に執事がもう一人いる事よ｣
そう言った瞬間、バンっというドアが倒れる音と同時に、私の上に跨っていた仁科さんが遠くへ投げ飛ばされる
松本｢Aお嬢様に触れる奴は許さねぇ｣
｢潤！｣
潤は私の側に来て優しく手錠を解いてくれた
そして私の存在を確かめるかのように強く抱きしめた
｢潤、ありがとう｣
松本｢いえ。ご無事で何よりです…！｣
｢…嬉しいけど苦しい｣
松本｢失礼いたしました｣
そう言って私の肩にジャケットを掛けてくれた
潤は既にのびている仁科さんを手錠で固定する
後から影山と麗子ちゃんが来た
影山｢お嬢様！ ご無事ですか！？｣
｢うん！ 潤が助けてくれたから大丈夫！｣
麗子｢心配したのよ！？｣
｢ごめんね？｣
影山｢申し訳ございませんでした。私が傍に居なかったばかりに…｣
｢影山のせいじゃないから。
それに潤なら来てくれるって確信してたから｣
+
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年7月26日 12時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 嵐大好きでニノちゃんと翔君寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年11月13日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うりり | 作成日時：2017年9月15日 0時
