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｢私がわがままを言ったせいで、私のせいで折角努力してなった執事を辞めることになったかもしれない。
そう思ったら申し訳なくて、
次の執事からはあまり関わらない様に、自分で出来る事は自分でやろう、そう決めたんです。｣
そう言って影山さんに微笑みかける
心配しないでください、という意味を込めて。
でも影山さんには伝わらなかったみたいで、眉を下げなんとも言えないような表情をした
その表情も沈黙も嫌だったから、今度こそ部屋に戻ろうと立ち上がった
｢そろそろ部屋に＿＿＿＿｣
戻ります、という言葉は驚きで言えなかった。
真っ暗になった視界に、心地の良い温かさに包まれたから。
｢影山さん、？｣
影山｢＿＿＿寂しいでございます。｣
思わず耳を疑った。
寂しい？
ただでさえ影山さんに抱きしめられて、胸がドキドキしてるのに、
｢あのっ、とりあえず離して頂けると…｣
影山｢その代わりお約束してください。
私には敬語とさん付けをやめて下さい。｣
｢それとこれとは別でっ、｣
影山｢ではずっと離しません｣
アメリカでスキンシップは激しかったけど、３年経っても慣れなかった私にとってこの状況は恥ずかしい。
今更変えられない、という頑固な私がいれば、いつまでも過去を引きずる自分を変えたい、と思う自分もいた。
｢わかりました。敬語とさん付け止めます。｣
影山｢敬語でございますが？｣
｢…敬語とさん付けやめる、これでいいでしょ？｣
何故だか照れくさくてぶっきらぼうに言ってしまう。
でも影山は満足気に笑い、私を離してくれた。
影山｢失礼ながらお嬢様、案外ウブなのですね｣
余計な一言を放ちながら。
｢余計なお世話よ！ もう部屋戻る！｣
影山｢気分を害してしまったなら謝ります。しかし事実なのでは…｣
｢もううるさい！ 寝るの！｣
クスクスと私を馬鹿にしたように笑った影山
さっきまでドキドキしてたのを返して欲しい！
敬語とさん付けが無くなっただけで、距離が縮まった気がする。
影山なら臆病な私を変えてくれるかもしれない、そんな期待を胸に部屋へ戻った。
今日はいい夢が見れる気がする。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年7月26日 12時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 嵐大好きでニノちゃんと翔君寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2017年11月13日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うりり | 作成日時：2017年9月15日 0時
