6.まるで夢のようで ページ7
ただいま。
ぼそっと玄関で小さな声でつぶやく。
少し前まで雅兄が作ってくれた中華を食べるつもりだったけど
もう、ご飯どころじゃないや。
廊下を通って自分の部屋のドアに手をかける。
すると、リビングからガチャって音がした。
翔「...A？大丈夫か？」
「翔にぃ...うん。大丈夫！今日、ご飯いらない。ごめんね、約束してたのに。」
翔「ん、分かった。雅兄には俺から伝えるから。Aは早く寝な。お風呂空いてるから入っていいよ。じゃあ、おやすみ。」
翔兄は、ポンポンと私の肩をたたいてくれた。
「ごめん。ありがとう。おやすみ。」
私は、翔兄に言われた通りお風呂に入って１日の疲れをとった。
部屋に戻り、髪をドライヤーで乾かしベッドの中に入った。
ふぅ。
ふと帰り道に会った、青野ショーラン社の社長さんの言葉を思い出す。
“ 俺の秘書になって？ ”
“ 君のことが気になって。”
“少しでも秘書に興味あったら、そこの番号にかけてみて。”
番号...
大野社長から受け取った名刺には電話番号が書いてあった。
どうしょう。
今の仕事、本当のこというとキツイ。
けど、誰にも言えなくて
上司はほとんど何もしてないのに、私にばかり仕事を押し付けて来るなんてこと。
もし仮に、この仕事を辞めても他の会社に入れるとは思えない。
だから、仕事続けるしかなくて
どうしょうも出来なかった。
そんな時、びっくりするようなことが起きて...
もう、訳がわからない。
なんで、わたし？
パニックになって訳も分からない涙がこぼれ落ちる。
秘書なんて出来ないよ。
できるわけないじゃん
それに、また同じことが起こるかもしれない。
今と変わらず、仕事を押し付けて来るような人がいるかもしれない。
もう、
何も信じられないよ、
現実かどうかも分からない。
そんな話。
夢だったのかもしれない。
そう思うしかなかった。
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羽幸(プロフ) - 順子さん» ごめんなさい。。メールじゃないので話しませんか？メール使わないので... (2016年3月23日 19時) (
レス) id: b74abde9c1 (このIDを非表示/違反報告)
順子 - junko-daisukiSakura@docomo.ne.jpメールしてね宜しくお願いします (2016年3月21日 18時) (携帯から) (レス) id: a2e9acdfb1 (このIDを非表示/違反報告)
順子 - 羽幸さん、いえいえ私にメールしてください (2016年3月21日 18時) (携帯から) (レス) id: a2e9acdfb1 (このIDを非表示/違反報告)
羽幸(プロフ) - 順子さん» あ、久しぶり！ありがとうございます。 (2016年3月20日 23時) (レス) id: b74abde9c1 (このIDを非表示/違反報告)
順子 - 羽幸さん、久しぶり頑張ってください (2016年3月20日 22時) (携帯から) (レス) id: a2e9acdfb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽幸 | 作成日時：2016年3月17日 17時
