親と愛と孤独と ページ31
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「俺も、とも兄ちゃんに家族全員を殺された
大嫌い、って言われた
お前が関わったから、みんな死んだ、って言われた
けど、やっぱり嫌いになれない
……けど、やっぱり誰も信じられない」
こんな話をしてしまっては、彼は離れて行ってしまうのだろうか?
けど、もうそれでもいいのかもしれない
…それは表の感情
離れて行ってほしくない
…きっとこれが本当の思い
「…じゃあさ、別に信じんででええよ」
「え…?」
彼が言った答えは、あまりにも意外だった
「俺らを信じるか、信じないかは神ちゃん次第
けどさ、俺はもう神ちゃんのことは友達って思ってるから!
それは濱ちゃんも、照史もいっしょ。
友達と思わんくていいからさ、“4人”で一緒におろうや」
その優しい瞳、声、心は、次第に俺の凍りついていた心を溶かして行った
【…よかったじゃん。智洋】
「…うん。ありがとう」
淳太くんに、ヴェントに、お礼を告げた
・
-end-
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作者名:ぜんまい | 作成日時:2015年5月9日 20時