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親と愛と双子と ページ4
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彼は白い服に身を包んだ金髪の小さい妖精だった
「寂しい?」
この頃の俺にとって、感情なんてほとんどわからなかった
けど、これだけはわかった
彼が来て、“嬉しい”ことが
【僕が君の友達になってあげるよ!】
「トモダチ…?」
【ずっとそばにいるってこと!
けど、その代わり普通の人とは違うくなる
それでもいいかい?】
そう言って、彼は俺に手を差し出す
トモダチなんてわからなかった俺は
彼の伸ばした手を掴んだ
その瞬間、俺の体に電流が思い切り流れる
「あぁっ!!」
あまりにも強い電流が流れてつい声が出てしまう
【僕の名前はTrono(トゥローノ)
これからよろしくね、ジュンタ】
そう言った瞬間、彼は俺の体の中に入っていった
【ようやくみぃつけた】
その声は俺の耳には届かなかった
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作者名：ぜんまい | 作成日時：2015年5月9日 20時
