小さな世界の中では、“偶然”なんてない【jw】

親と愛と孤独と ページ24

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小さい頃の俺には色々難しい言葉があって、うまくわからなかった








けど、







　「とも兄ちゃんは、家族だもん





　家族は“5”人だよ?





　5人でずっといようね」









家族は“5”人なんだ







例え、とも兄ちゃんの血が繋がっていなかったとしても









　「…そうだな






　家族“5”人でずっといられますように…」








　「いられますように……」









俺は星空は大好きだ









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けど、流れ星は大嫌い









だって、願い事をとことん裏切ったんだから









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　「智洋、おんぶしてやるから」








　「…大丈夫だもん」






　「お前、絶対眠いだろ」









流れ星が終わり、高台から下りる途中、ゆぅ兄ちゃんがおんぶさしてくれた







そうしたら、いつの間にか寝ていた









　「ごめんな、智洋」









そう言ったことなんて、耳に届かなかった









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