親と愛と幸せと ページ20
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結構寝ているのか、中々起きない
「…なぁ、濱ちゃん」
「ん〜?」
「その子、ほんとうにおれらといっしょのへやにするん?」
「いっしょにはなしてからねぇ〜」
濱ちゃんはあの子の隣にいたまま、ずっとあの子を見てる
俺はそこらへんをウロウロしてる
「んっ…」
その声がわずかに聞こえると、
「あ、おきたー!
照史ー!おきたでー!!」
ハイテンションで…行くんやろ?
「そんないちいちさわぐなや
それにおなじへややし、きづくわ!」
その子の瞳を初めて見た
まるで誰も信用したことのないような眼
外の世界でなんかあったんかな…?
濱ちゃんを見ると、もうすっかり友達になろうとしていて、止められそうにもない
…けど、なぜだろうか?
彼を無性に守ってあげたいと思ってしまうのは。
「あぁ、桐山照史です
“あきと”でええよ。淳太くん」
「ここのへやはいま3人だけやけど、ホンマは7人もはいれるんで!
これからは照史だけじゃなくて、淳太も一緒やで!!」
「うん、よろしく…!
濱ちゃん、照史!」
その時、初めて見た笑顔は
キラキラと輝いていた
-end-
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作者名:ぜんまい | 作成日時:2015年5月9日 20時