episode03 親と愛と幸せと ページ15
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episode of Akito
一番古い記憶があるのは、雨の日。
段ボールの中に入れられた赤ん坊の俺を傘を俺の方によせている二人の姿
そして俺は、能力育成学校に入れられた
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数年後
「お〜い、照史、しゃべろ〜」
「…なんやねん、光一」
「呼び捨てはやめてくれへん〜?」
「お前にはさ、幼等部に行ってほしいんだ」
「は、いややわ、剛」
「やっぱりさ、お前はまだ4歳なわけじゃん?
なにのさ、俺らにタメ口きいて、遊ばないで、友達いないって可愛そう過ぎるわ」
「うっせぇ」
関西弁を使っている理由。周り(二人)がそうだったから
まぁ、もう俺にとったら親みたいな存在
あのとき拾ってくれんかったら、死んどったしな
「けどさ、もう入学明細書書いちゃったからさ、明日からあっちの寮でよろしく」
「はぁ?」
「よっしゃ食費浮く〜」
「絶対またここに来る!」
「アカン」
「…なんで?」
二人の名前は堂本剛と光一
同じ名字らしいが、兄弟ではないという
二人も同じようにここに拾われたらしく、二人は苗字はわからず名前だけわかっていなかったらしい
それで苗字を一緒になったらしい
能力はどうやら似てるらしいが、よくわからない
「さ、行くぞ〜」
「え、なんでもうおれのよういしてんねん」
「はっはっは」←
小さい頃に言葉、勉強、すべてを教えてくれたのは、二人だった
何気に感謝しているんだ、二人には
そんなことを彼らの前で言えるわけがないのだが
「あい、行くぞ、照史」
そうやって、手を俺に向けて出す光一と剛
そういう優しさが、好きだったりもする
それを本人の前で言ったら、思い切り恥ずかしい思いをするだけなのだが
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作者名:ぜんまい | 作成日時:2015年5月9日 20時