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10【JN】 ページ10

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朝の6時。



店を開ける準備をしていた時、裏口の扉が開く。
視線を向けると、上機嫌そうなジミンが立っていた。







「おかえり。昨日はどうだった?」









JM「ご飯作ってもらったの食べて寝た!」
「…お、手は出さなかったの?」




JM「出させてもらえなかった〜」










ふわふわと言うジミンに、平然としながら心の中では拍子抜けていた。




あのジミンが。女の子に手を出さなかったなんて。

正直そういうことに関しての性格は外道と言われても仕方ないほどだから、まぁ多分あんだけ強気だったあの子もジミンの手の中か、と思っていたのに。

やらせてもらえなかった女の子に対してはあっさり連絡先も消すのに。

自分のことが好きな軽い女の子が大好きなはずなのに。









あまりにもジミンのタイプと違う。










「怒んないんだ?」

JM「わかんない、でもなんかたのしい」

「酔ってる?」

JM「酔ってない、Aちゃんってふしぎ、一緒にいるだけでお酒飲んだみたいに気分良くなる。」







……少しだけ、興味深い。

ジミンの口から出る言葉ひとつひとつが初めて聞く言葉だらけで。









「でももう泊めて貰えないんでしょ?」





そういうと、ジミンが嬉しそうに笑って言う。











JM「だいじょーぶ。家覚えたし、合鍵とってきた」






そうチャリンと音を鳴らす鍵。










「…………え?」








思わず言葉が止まる。
二度見しても、やはりそれは人の家の鍵。







………嘘でしょ?





嬉しそうな顔のジミンに身体が固まる。








「あのね、ジミン。ヒョンがいいことを教えてあげよう。」

JM「んー?なーに?」




「それ、泥棒って言ってね?……バレると捕まるかもしれないけど、大丈夫?」









嘘じゃないって。

ほんとだから、そんな「何言ってんの?」みたいな顔しないで、ジミン。









JM「……今まで合鍵とか渡されたことしかなかったからとってきちゃった。」


「盗ってきた、が正しいよね」



JM「Aちゃん知ったら絶対僕のこと通報する」
「そりゃ10割くらいお前が悪いからだね」









固まるジミン。



と、その時、また裏口の扉が開く。















「………あれ、ジミンじゃん。」



声の主を探して、僕はまた顔を向けた。

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いつき(プロフ) - sumikoさん» sumikoさん、コメント有難うございます。ナムさん、私もずっっと小説書きたかったので、ぜひ頭のいいナムさんに翻弄されるお話書きたいですね…!!有難うございます、これからもよろしくお願いします! (2022年9月1日 16時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 完結お疲れさまでした。出来れば、この話の続きで、クズなナムさんが見たいです。ユンギペンですが、頭の良いナムさんのクズっぷりが見たい! (2022年8月31日 16時) (レス) @page44 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 南さん» 南さん、ありがとうございます!楽しく読んでいただけてうれしいです。ユンギさん!私も今とても迷ってます…!!次の作品でもよろしくお願いいたします! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - sumikoさん» 今回は調子乗っちゃう系ジミンさんでやらせて頂きました、私もチョアーです笑 見ていただいてありがとうございます! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!ありがとうございます!次はユンギのお話がいいなぁ❤️ (2022年8月31日 9時) (レス) @page44 id: 9aaef54235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2022年8月15日 23時

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