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『っえ、』
涙が引っ込んで。
私の心臓は正直にバクバクと音を立てている。
JM「僕はさ。Aちゃんのこと迷惑だって思ったことないし、むしろ………」
手が絡まる。
ゆっくりと指をなぞられて、ゾワッと変な感覚に襲われる。
すぐ目の前にいるジミンくんと、視線がぶつかる。
あ、と思ったその時。
もうすでに、キスをされていた。
ほんのりと、珈琲の味がする。
顔に熱が集中してる感じがして、恥ずかしい。
JM「本気で大事にしたいし、Aちゃんとなら、ずっと一緒にいたい。」
涙を拭われた。
また、触れるようなキスをされた。
ふふっと笑うジミンくん。
…あ、だめだ、
ドキドキしすぎて、死んでしまう。
JM「つまりさ、好きなんだよね。僕、はじめての感情だった。抑えられないんだね。びっくりしちゃった。こんなに何かを大切にしたいって思ったのはじめてだし、Aちゃんのためなら、なんだって捨てられるって思った。」
後頭部を、さらりと撫でられる。
意識を張り詰めないと、すぐに気を失ってしまいそうになる。
JM「愛って、こんなものなんだね」
『……あ、あい?』
JM「うん。愛。僕は、体だけの愛しか貰ってこなかったし、あげてこなかったけど。無償の愛を、あげたいし、貰いたい。僕はそんな感情を持ってるよ。」
お金をもらって愛を届けていたジミンくん。
そんな言葉は、とても重く、響く。
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いつき(プロフ) - sumikoさん» sumikoさん、コメント有難うございます。ナムさん、私もずっっと小説書きたかったので、ぜひ頭のいいナムさんに翻弄されるお話書きたいですね…!!有難うございます、これからもよろしくお願いします! (2022年9月1日 16時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 完結お疲れさまでした。出来れば、この話の続きで、クズなナムさんが見たいです。ユンギペンですが、頭の良いナムさんのクズっぷりが見たい! (2022年8月31日 16時) (レス) @page44 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 南さん» 南さん、ありがとうございます!楽しく読んでいただけてうれしいです。ユンギさん!私も今とても迷ってます…!!次の作品でもよろしくお願いいたします! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - sumikoさん» 今回は調子乗っちゃう系ジミンさんでやらせて頂きました、私もチョアーです笑 見ていただいてありがとうございます! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!ありがとうございます!次はユンギのお話がいいなぁ❤️ (2022年8月31日 9時) (レス) @page44 id: 9aaef54235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2022年8月15日 23時