【BTS】外道ジミンが愛した女。

34【JN】 ページ34

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「………で？」



足元にいる、こいつを見てみる。





JM「…ね、た？」


耳まで真っ赤にして口元を抑えるジミン。

うん、と頷くと、ゆっくりと下から出てくる。







NJ「うっわ！！びっくりした！いたのかよ！」
JM「静かにしてください、起きちゃう。まって、写真撮る」


NJ「………悪用するやつ？」

JM「は？なに言ってるんですか。普通に寝顔撮るに決まってます。」







そう言って本当に寝顔を撮ってるジミンを横に、

ナムジュンは「正気か？」と言った顔をしている。






まぁ、気持ちはわからなくもない。僕も最初はそうだったし。
……にしても、ジミンにこんな顔させて…Aちゃんも末恐ろしい。





TH「俺のおかげで随分進んだらしいし〜？早く付き合えよ。」
JM「何言ってんの、マジでキレそうになったんだからね。もう二度と近寄らせたくないのに、」

NJ「ちょ、まって。ジミン、お前、本気で好きなの？」





そういうと、ジミンが少しだけ目を逸らして言う。

その目は、Aちゃんを捉えてる。








JM「……僕が本気になったら悪いですか？」




ナムジュンが大袈裟に驚いた。
…こいつのふざけたときの顔が面白いから僕まで笑いそうだ。




TH「もう本人の気持ち知れたんだったらよくね？」
JM「…どうやったら本気って分かってもらえるの？」

TH「そりゃーあれだよ。キス？」

JM「もうした。キスまではした。それからどうしよう。キスしても嘘って思われてる。」




「キスから先もしちゃえば？既成事実ってやつ？」
JM「嫌がることしたくない」


NJ「え？なに、ピュア？急に？つい最近まで女ホテルに放置して帰ってきてたのに」

TH「最近は抱けてもないでしょ〜」




JM「……だってAちゃん以外に反応しないんだもん。」







こいつ、マジで中学生に戻ったのか？


それくらい子供のような純粋な恋。
…いや、多分、そうさせてくれたのはAちゃんだけど。




僕も、こういう子は傷付けたくないなぁ。


顔真っ赤にして寝てる彼女を見てそう思う。
家族構成の中でいうと…うーん、犬とか？そんな感じで大切。






「とにかく、ジミンは本気で告白しよう。」

JM「どこで」

「どうでもいいだろ」

JM「どうやって」

「ストレートにドカンと」





そんなゴミを見つめるような目で見ないでくれる？







NJ「本気って思われるまで距離置くらしいけど」

JM「絶対むり、死ぬ、」
TH「じゃあもういくしかないね」







JM「……あの、ヒョン。お願いがあって。」









うーん。




面白いなぁ、2人は。

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