33 ページ33
.
NJ「あっはははっ、あ、まって、むり、もう笑えないから」
『ほ、ほんとうなんです、それで私は愛とは何なのか分からなくなって、』
TH「Aちゃん。2人はもう過呼吸だからやめてあげて。」
ソクジンさんがカウンター越しに手を叩く。
ナムジュンさんが隣で机を叩いて笑う(壊れそう)。
にっこりと笑うテヒョンくんと、両隣で大爆笑をかましている2人。
私はそんな面白いことを言ってるつもりはない。
ただ、今までのことを話しているだけなのに…。
『…その、ジミンくんの好き、っていうのは……本気、だと思いますか…?』
JN「えー、僕は正直ジミン以上のクズをあんまり見たことが…いや、ナムジュンの方が上かな、いやジョングクもなかなか、……まぁそんなんだからあんま分かんないかな!」
NJ「仕事柄、怪しいのは仕方ないですよねー。で?貴方は?」
紳士そうな振る舞い。
しかし、さっきからソクジンさんから出されるお酒を幾度となく飲み干している。
…この人もここで働いているらしい。
『わ、私はっ、……………す、…好き、…なんです、』
突然、カウンター越しにガタッと物音がして。
ビクッと身体が揺れる。
JN「ふっ、……あ、ごめん。蹴っちゃった。うん。続けて?」
『え、あ……はい、それで…でも、私は騙されてるんじゃないかとか、他の女の子と同じ扱いなんだとか…そんなことを考えてしまって、でもジミンくんにあれは本気ですかなんて言えるわけないし…遊びだって分かってるなら本気にするのもやめるので、本心を知りたくて…』
NJ「なるほどねぇ。え、でももう手は出され」
TH「まぁアレだよ、ジミンもさ、初めてのことでよく分かってないと思うんだよね。」
JN「うん、僕もそう思う、あいつは本気で好きになった人には本当に奥手で気持ち悪いくらいに…イタッ!!ちょっと、なにつねって…」
ソクジンさんは何か言ってるけれど。
…なんか、お酒を飲んだら頭がふわふわしてきた。
ナムジュンさんに勧められて私も飲んでしまった…。
『とにかく、私、ジミンくんが本気なのが分かるまで…ジミンくんと距離を置きます。』
NJ「あーそうだね、うん、一回冷静になったほうがいいと思う」
TH「ジミンよりいい人なんかいっぱい居るから第三者目線で見た方がいいよね〜」
ソクジンさんが、なぜかすごく笑っているが。
目の前がうとうとして、それどころじゃない。
『……好きなら、あそばれたく、ないです……』
また、ガタリと、音がした。
1523人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いつき(プロフ) - sumikoさん» sumikoさん、コメント有難うございます。ナムさん、私もずっっと小説書きたかったので、ぜひ頭のいいナムさんに翻弄されるお話書きたいですね…!!有難うございます、これからもよろしくお願いします! (2022年9月1日 16時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 完結お疲れさまでした。出来れば、この話の続きで、クズなナムさんが見たいです。ユンギペンですが、頭の良いナムさんのクズっぷりが見たい! (2022年8月31日 16時) (レス) @page44 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 南さん» 南さん、ありがとうございます!楽しく読んでいただけてうれしいです。ユンギさん!私も今とても迷ってます…!!次の作品でもよろしくお願いいたします! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - sumikoさん» 今回は調子乗っちゃう系ジミンさんでやらせて頂きました、私もチョアーです笑 見ていただいてありがとうございます! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!ありがとうございます!次はユンギのお話がいいなぁ❤️ (2022年8月31日 9時) (レス) @page44 id: 9aaef54235 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2022年8月15日 23時