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きてしまった。
あの後、ジミンくんと仲直りをして、
泊まらせてと手を握ってきたジミンくんに根負けして、仕事へ出た。
ジミンくん、まだ寝てたってことは、今日は仕事じゃないのかもしれない。
…今なにしてるのかな。
あの時、好きって言われて。
ちょっと、なんか、モヤモヤした気持ちがあるのも事実。
ジミンくんの好きって、本気なの?
私もお客さんと同じで遊ばれてるだけ?
疑心暗鬼になりつつある私の気持ち。
…ジミンくんとはこれからどうやって話せば良いのか、
「なにしてるんですか?」
迷うところだ……。
でも私はジミンくんのこと好きだし、
「ちょっと」
このままにしても辛いことは分かって…
「そこの不審者さん。」
『うわぁっ!!!…ひぇっ、』
肩を掴まれて、私の頭の中は白紙に戻る。
後ろを振り向くと、長身のモデルのような男性が立っていて。
驚きすぎて、心臓が飛び出るかと思った。
……え、不審者??
『あ、あの、今お店、』
「え?…あー、お客さんですか。すみません、今開いてなくて、従業員しか…」
一瞬、王子様のような男の人の顔が、迷惑そうに顔を顰めたように見える。
しかしそのとき。
ガチャリと目の前の扉が開く。
TH「……あれ?ジミンの……あ、違う、Aちゃん。」
「え?テヒョン、これの知り合い?」
テヒョンさんだ。
前見た時よりラフな格好で、少し雰囲気が違う。
ま、まさかこの人も知り合い?
TH「うわ、よりにもよってヒョンに見つかっちゃったわけ?…もー、Aちゃんのドジ…」
「残念そうにしないでもらっていい?」
『……え、えっと、…』
TH「あーごめんごめん、ソクジニヒョンいるから、中入っていーよ。あ、ジミンは、」
『えっと、多分家で寝てます…』
そう言うと、突然後ろの人が吹き出した。
「ぶはっ、ジミンが女の人の前で寝るって、……流石に笑える」
TH「ナムジュニヒョン。冗談じゃないよ。ジミンめっちゃ機嫌良さそう。」
え?何で知ってるの?
「まさか、あのジミンがそんなことするわけ」
TH「このヒョンはうるさいから無視しよーね〜、Aちゃんこっちこっち。」
『あ、ちょっ、』
手を引っ張られて、慌ててついていく。
ナムジュン、と言う男の人は、私のことを奇妙そうに見つめて、長い足で後ろをついてきた。
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いつき(プロフ) - sumikoさん» sumikoさん、コメント有難うございます。ナムさん、私もずっっと小説書きたかったので、ぜひ頭のいいナムさんに翻弄されるお話書きたいですね…!!有難うございます、これからもよろしくお願いします! (2022年9月1日 16時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 完結お疲れさまでした。出来れば、この話の続きで、クズなナムさんが見たいです。ユンギペンですが、頭の良いナムさんのクズっぷりが見たい! (2022年8月31日 16時) (レス) @page44 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 南さん» 南さん、ありがとうございます!楽しく読んでいただけてうれしいです。ユンギさん!私も今とても迷ってます…!!次の作品でもよろしくお願いいたします! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - sumikoさん» 今回は調子乗っちゃう系ジミンさんでやらせて頂きました、私もチョアーです笑 見ていただいてありがとうございます! (2022年8月31日 13時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
南(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!ありがとうございます!次はユンギのお話がいいなぁ❤️ (2022年8月31日 9時) (レス) @page44 id: 9aaef54235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2022年8月15日 23時