46【JM】 ページ46
色とりどりの花束。
高級なブランドバック。
キラキラと輝くアクセサリー。
どれが喜ぶか。どれを渡したら笑ってくれるか。
考えても答えが出ない。
悩んだ末に、ポケットに突っ込んだ黒い箱。
「…ソクジニヒョン」
JN「ん？なに」
「女の子ってどこ行ったら喜ぶと思う？」
JN「……遊園地とかじゃない？」
.
『ジミンさん！！見て！パレードやってる！！』
「はぐれないでね」
『手繋いでるのにはぐれるわけないでしょ！？』
昨日のヒョンの言葉、信じてよかった。
こんなにも笑顔の彼女が、ここにいる。
それだけでいい。この顔が近くで見れればいい。
嬉しくて、どうにかなりそうだ。
外が暗くなってきて、段々と人も少なくなってきたような気がする。
ライトアップされたアトラクション。そして、目立った観覧車。
……もうこれしかない。
僕は、これで最後だ。
どう誘おうか迷っていたそのとき、クイっと袖を引っ張られた。
ふと横を振り向くと、少し耳を赤くしたAがいて。
『あ、あの、………観覧車、……乗りませんか、ね』
そうやって、か細い声で言う。
その瞬間、ドクンと跳ねた心臓。
「い、行く……行こうか、」
絞り出した声は、あまりにも情けない。
僕はこんなにも出来ない男なのかと、こいつの前だと再確認させられる。見栄を張って生きてきたが、どうも仮面は被れない。素の自分が出てきてしまう。
それに、惹かれたのかも。
並んでいるとき、素なりから視線を感じて目を向けると、Aと目があった。
『…ジミンさん緊張してます？』
「え、今更それ聞く？」
『あ、いや悪気はなくて、……えっと、なんか、私も緊張してるので……』
「僕の方が緊張してるよ。今日で最後だし」
『いや私だって何を言うべきか』
「うるさいうるさい…言っとくけど、僕に遠慮した返事とか、同情とか、マジでいらないからね。
本当の気持ちでいい。好きになってよかったって、思ってるから。」
順番が回ってきて、手を差し出すと、思ったより素直を出てきた手。
顔を真っ赤にしたAが、こくりと頷いて笑った。
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マカロニ - 完結おめでとうございます！ 毎回更新楽しみにしてて読むたびにキュンキュンしてました…ありがとうございました… (2022年3月26日 9時) (
レス) @page49 id: 9d72831453 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつきさん！完結おめでとうございます(泣)でも寂しいです(泣)ここ最近の楽しみだったので、完結できて良かったという気持ちともう終わってしまったのかという気持ちがあります！2人の甘々な日常が見たいです！！ (2022年3月26日 8時) (レス) @page49 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - くるみさん» 私も書いていて甘々すぎるぅうう！！と思いながら書いております笑 更新頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 彗羽さん» 返信が遅くなって申し訳ありません…！！ありがとうございます、ハートを貰えるのは嬉しいのでこの作品ではこのままにしておこうと思います…！笑 ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ちょっと甘すぎてやばいです！こっちまでキュンってします！(＊◎ω◎)めっちゃ続き気になります.......（文章おかしくてすみません��(￣Д￣;) (2022年3月21日 11時) (レス) @page45 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2022年2月13日 0時
