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パクジミン。
彼は幼い頃から「王子様」と呼ばれていた。
儚い雰囲気に白い肌、整った顔立ち。高校生くらいから髪を染め始め、自分の父が経営する高級ブランドの時計や靴、スーツを着るようになった。
そして彼は生きていく中で「あ、僕って悪いことしても許してくれる人が多いのか」と気が付いた。
彼女とは違い、彼は両親や周りの人間から甘やかされ続けて育っていた。
「ねぇ、ジミンくん。私たち、結婚したらいい関係になれると思わない？」
彼は海外でも有名な企業の令嬢に声をかけられたことがあったが、その香水の匂いに眩暈がし、気持ち悪いほどの露出に吐き気がしていた。
いい関係ってなに？その摺り寄せられた身体はなに？
ジミンくんなんて気安く呼ぶなよ気色悪い。
彼は頭の中で質疑していた。
にこにこと笑顔を絶やさなかった彼はついに崩壊した。
結果として、ジミンは彼女の腕を振り解き、言った。
「僕、好きな人が居るので。貴方とは付き合う気もなければ結婚する気もありませんよ。」
彼は暴れまくっても怒られたことがなかった。
昔から口の悪さを隠し続けてきた彼は、実際には王子様ではなく魔王だった。
彼の両親はジミンが結婚できるのかと不安だった。
そこで結婚の話を持ち出した。
選んで良いよと言われて、適当に選ばれたのがキムA。
しかし、彼女は数ある女性の中でもイレギュラーだった。
何で僕が結婚するって言ってんのに嫌っていうわけ？
お前より可愛い人が何人も僕を求めているのに、何でお前は僕を否定するんだ。
ふざけるな。彼は非常に腹を立てた。
理不尽だと気が付いているのは周りの人間だけで、本人は気が付いていない。
彼の暴君な性格に、彼女の性格はとてもミスマッチであった。
いや、彼の暴走が何とか止められている点、もしかしたら相性がいいのかもしれない。
2人が一緒にいるとそこはまるで戦争である。
だがしかし、連絡先を手に入れた段階でパクジミンは驚いていた。
まさかこんなワガママな女がこの世にいたなんて。
…結婚させなきゃ、僕のプライドが許さない。
キスなんかで顔を真っ赤にするような女だぞ？
露出なんかゼロ。色気ない。最悪。
そう心の中でボロクソにいうが、彼の怒りは収まらない。
彼のプライドの高さがあまりに度を越していたゆえに、彼女は彼に一生付き纏われるという罰ゲームのような足枷を付けられるのだが、これはまた後の話である。
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マカロニ - 完結おめでとうございます！ 毎回更新楽しみにしてて読むたびにキュンキュンしてました…ありがとうございました… (2022年3月26日 9時) (
レス) @page49 id: 9d72831453 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつきさん！完結おめでとうございます(泣)でも寂しいです(泣)ここ最近の楽しみだったので、完結できて良かったという気持ちともう終わってしまったのかという気持ちがあります！2人の甘々な日常が見たいです！！ (2022年3月26日 8時) (レス) @page49 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - くるみさん» 私も書いていて甘々すぎるぅうう！！と思いながら書いております笑 更新頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 彗羽さん» 返信が遅くなって申し訳ありません…！！ありがとうございます、ハートを貰えるのは嬉しいのでこの作品ではこのままにしておこうと思います…！笑 ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ちょっと甘すぎてやばいです！こっちまでキュンってします！(＊◎ω◎)めっちゃ続き気になります.......（文章おかしくてすみません��(￣Д￣;) (2022年3月21日 11時) (レス) @page45 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2022年2月13日 0時
