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仕事が終わり、ジミンさんのマンションにタクシーで帰る。
地味に遠いんだよなぁ、と思いながら扉を開けようとすると、鍵が閉まっていた。
…あ、そういえば今日は遅くなるって言っていたような。
慌てて合鍵を取り出して鍵を開ける。
静まり返っている部屋に荷物を置きながら、昨日のことが頭に浮かぶ。
…てか、両親に紹介するって、もう逃げ道なくない？
もし私が断ったら…婚約破棄とか？
ぐるぐる考えているうちに、いつの間にかご飯もお風呂も終わっていて。
私は1人ぽつんとソファに沈んだ。
『……分厚すぎるよなぁ…』
ペラペラと紙をめくっているうちに、どうも意味が分からなくなってくる。なんか会話100パターンあるし。私が殴られた時の想定までしてあるんだけど。どういうこと？
えっと、ジミンさんのどこが好きか聞かれたときは…
…なんだこれ。優しいところが好きです？仕事に熱心で人の気持ちに寄り添えるところです？
いやいや、何言ってるんだ。全然違うぞ。
優しいって。そりゃたまには優しいけど、いつもはほら、鬼みたいじゃん。
むしろ悪魔だよ。てかこれ自作だし。ツッコミどころしかない。
その時だった。玄関から物音がする。
ばっと後ろを振り返ったとき、そこにジミンさんが立っていた。
『……あ、お、おかえりなさい……』
ぱちぱち。ジミンさんの目が動く。
な、なんでそんなびっくりしたような顔してるんだ…？
そう思った瞬間、ジミンさんが私を見ながら口を開く。
JM「……待っててくれたの？」
ピシッと身体が固まる。
慌てて時計を見た。もう12時を回る。
……待って。
と、とんでもない勘違いだ。
でも違うって言うのもなんかダメな気がする。
絶対地雷を踏む。やめておこう。
そこまで思考を回らてた結果、私の口から出た言葉は、こうだ。
『………は、はい。待ってました。』
めっちゃ嘘ついてる。ごめんなさいジミンさん。
しかしその瞬間、ジミンさんの口元が少しだけ緩んだのが分かった。
そして、少し口角を上げながら、ネクタイを緩めて近づいてきて。
JM「……かわいい。遅くなってごめん」
そう言って、今までにないくらい優しく、私を抱きしめるのである。
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マカロニ - 完結おめでとうございます！ 毎回更新楽しみにしてて読むたびにキュンキュンしてました…ありがとうございました… (2022年3月26日 9時) (
レス) @page49 id: 9d72831453 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつきさん！完結おめでとうございます(泣)でも寂しいです(泣)ここ最近の楽しみだったので、完結できて良かったという気持ちともう終わってしまったのかという気持ちがあります！2人の甘々な日常が見たいです！！ (2022年3月26日 8時) (レス) @page49 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - くるみさん» 私も書いていて甘々すぎるぅうう！！と思いながら書いております笑 更新頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 彗羽さん» 返信が遅くなって申し訳ありません…！！ありがとうございます、ハートを貰えるのは嬉しいのでこの作品ではこのままにしておこうと思います…！笑 ありがとうございます、頑張ります！！ (2022年3月22日 23時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ちょっと甘すぎてやばいです！こっちまでキュンってします！(＊◎ω◎)めっちゃ続き気になります.......（文章おかしくてすみません��(￣Д￣;) (2022年3月21日 11時) (レス) @page45 id: 3b36d2a845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2022年2月13日 0時
