27話 ページ28
Aside
手袋を上手い感じに盗めた。
一応今はつけないで、船に乗ってから付けることにした。
ここは美味しそうなフルーツが沢山置いてある店が多くて、ついキョロキョロしてしまってた。
……うん。
1人になってた。迷子なう。
とりあえず皆を探さなきゃいけないな。だからその辺をウロウロしてたら、いきなり肩を叩かれた。
ピーター達かと思って振り向くと、知らない、バルボッサ海賊団じゃない海賊2人がいた。
「女海賊さんよぉ、ちょっと付き合ってくれよ」
「ちょっとだけでいいからさ」
そういう2人はあたしの手を掴んで引っ張った。
もちろん男の力に叶うはずもなく、銃も今は持ってないし、ほぼされるがままで路地裏に引き込まれてしまった。
この状況がヤバいってことぐらい誰でも分かる。
『何する気?』
睨んで、手を振り払おうと努力をする、けど、全然離してくれない。
そのまま壁に押さえつけられたから、本能的にやばいと思って暴れた。
『やめてよ!!』
こんな大声、初めてだしたかもしれない。
暴れたからか、殴られた。
それでも大人しくしたら負けだと、暴れ続けた。
お父さんみたいで、怖くて、泣き叫んだ。
『助けて!ピーター!!!』
目の前の2人はイライラしてる様子で、あたしを殴り続けた。
顔は1回しか殴られてないけど、腹とか肩とか、凄く痛かった。
けど、どこか慣れてるものだった。
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ちさ@海賊(プロフ) - まるさん» すみません、外しました (2018年9月25日 22時) (レス) id: 5a21ee5c7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - ルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月21日 21時) (レス) id: 96785d57c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちさ@海賊 | 作成日時:2018年9月18日 6時