番外編 犬 ページ37
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爆豪君とたまたま出会い、一緒に登校しているときに
そいつは現れた。
「ワン！！」
つぶらな瞳が愛らしいわんこである。
「爆豪君！！犬だよ！わんこだよ！！」
もふもふのその塊はあまりにも可愛すぎる。
「迷子かなー？首輪はついてるんだけど…」
あたりを見渡すも、それらしき飼い主は見当たらない。
「クソどーでもいいわ！さっさと学校いくぞ！」
この愛らしさを前にしても爆豪君の心は揺らがないらしい。
「えー！この子も困ってるよ！助けてあげようよ！！
とりあえず時間ないし、学校に連れて行こう！」
不安げに見上げる犬を抱き上げようとする。
しかし、その犬は私の手をすり抜け、爆豪君に突進する。
「あぁ？なんだこいつ」
脚にまとわりつく毛玉に爆豪君は眉に皺を寄せる。
しっぽをフリフリしながら爆豪君に甘える犬は誰がどう見てもかわいらしい。
「はぁ、めんどくせー」
口ではそう言いつつ、犬を抱き上げる爆豪君に、
なんかよく分からないもやもやが生まれる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学校に連れて行くと、その犬はクラスの皆の心を奪った。
みんなが犬に触れようと手を伸ばすも、爆豪君に引っ付いて離れず、爆豪君の腕の中を独占している。
爆豪君もなんだかんだで、その犬を離そうとしない。
「で、転移が不機嫌なわけなー」
それを見てむくれる私に、切島君が納得する。
「おーい、爆豪！
こっちのご機嫌斜めのわんこもめんどうみてやれって」
上鳴君が爆豪君に呼びかけると、爆豪君は
「あ？なんで機嫌悪いんだよ」
と、きょとんとした目で見てくる。
「爆豪君のばーか」
ぼそっと呟く。
「んだと、てめぇー！！」
切れる爆豪君。
いつもならバチバチと手に火花を散らすが、今日は犬を抱いているため、犬を傷つけないよう個性は使わないみたいだ。
そんな小さなところでさえ気に入らない。
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みむっちょ(プロフ) - 氷翠さん» 更新遅くなってごめんなさい！そう言っていただけて本当にうれしいです！これからも期待に応えられるよう頑張らせてもらいます！！！ (2019年8月9日 23時) (
レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - どうか私に続きを恵んでください。お願いします。めっちゃ面白いです！ (2019年8月5日 23時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
みむっちょ(プロフ) - 石井さん» ほんとですね！ありがとうございます！！直しておきます！！また間違い見つけたら教えてください！応援とてもうれしいです！ (2019年8月2日 21時) (レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
石井(プロフ) - 17の最初の部分、轟君が爆豪君になってまス、、！！勘違いだったらすみません、、！応援してます！頑張って下さい！！ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 8747e7f29f (このIDを非表示/違反報告)
みむっちょ(プロフ) - いささん» コメントありがとうございます！初心者なもので、慣れないことがおおいですが、頑張ります！ (2019年7月26日 22時) (レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みむっちょ | 作成日時：2019年7月19日 20時
