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「いーやーだああああ！！！」
「お、おい。落ち着けって！」
大騒ぎする私を必死になだめる切島君。
これは、夏休み前日の出来事である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あの日、爆豪君にすべてを話してから、私の生活は少し変わった。
保健室から家に帰ろうとする私に、
「俺の家にくるか？」
と爆豪君が声をかけてくれた。
多分、家の事情を知って、私の安全を確保しようとしてくれたんだろう。
でも、私は断った。
だって、蒼空が帰ってくるかもしれないから。
その時にあの家に私がいないとだめだから。
それを理解してくれたのかどうかはわからないけど、爆豪君はそれ以上は何も言わなかった。
けど、一つ約束をしたんだ。
「なんかあったら逃げろ。受け入れるな。約束できるな？」
そんな風に言われたら、出来ないなんて言えるわけがない。
その日から、私は母親の暴力から逃げるようになった。
そもそも、個性からしても、体力からしても逃げるなんて簡単なことだったんだ。
誰かに責められることで、自分に罰を与えたかった私は、今まで逃げようとしなかっただけだ。
でも、爆豪君と約束したから。
爆豪君との約束は嘘にしたくない。
だから、今の私はあざも薄くなり、ケガもほとんど消えている。
健康体である。よかったと心底思う。
そう、これはいいのだ。これは。
でも…
「全然よくなーーーーい！！」
そう、明日から夏休みである。
え、期末テスト？？
よゆーだったよ！！
そんなことはどうでもいいんだよ！！！
そんなことより、
「爆豪君と会えなくなるじゃん！！」
そう、問題は爆豪君と会えないというところにある。
「うるせぇわ！！夏休みなんだからしょーがねぇだろーが！！」
騒ぐ私に怒鳴る爆豪君。
そして今に至る。
「別に、夏休みでも一緒に遊べるだろ？」
切島君が頑張って私を慰めようとしてくれる。
「あ、会ってくれるの？」
爆豪君に問いかければ、
「めんどくせぇ」
ばっさり断わられる。
爆豪君はきっと私に興味なんかないんだ。
きっと、会いたいのは私だけなんだ。
「うぅ…」
「あ？ちょっ、おい」
うつむく私に爆豪君が焦りだす。
「わ、分かった。週一でも毎日でも遊んでやるわ。
泣いてんじゃねーよ」
「ほんと？」
「あぁ」
こうして、爆豪君との夏休みをゲットした。
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みむっちょ(プロフ) - 氷翠さん» 更新遅くなってごめんなさい！そう言っていただけて本当にうれしいです！これからも期待に応えられるよう頑張らせてもらいます！！！ (2019年8月9日 23時) (
レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - どうか私に続きを恵んでください。お願いします。めっちゃ面白いです！ (2019年8月5日 23時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
みむっちょ(プロフ) - 石井さん» ほんとですね！ありがとうございます！！直しておきます！！また間違い見つけたら教えてください！応援とてもうれしいです！ (2019年8月2日 21時) (レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
石井(プロフ) - 17の最初の部分、轟君が爆豪君になってまス、、！！勘違いだったらすみません、、！応援してます！頑張って下さい！！ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 8747e7f29f (このIDを非表示/違反報告)
みむっちょ(プロフ) - いささん» コメントありがとうございます！初心者なもので、慣れないことがおおいですが、頑張ります！ (2019年7月26日 22時) (レス) id: 22dcfef4ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みむっちょ | 作成日時：2019年7月19日 20時
