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そう笑ったツリメに「なぁんだ」と呟いてソファに凭れれば
背中に何かおかしな違和感を感じる。

不思議に思ってカーテンをぺろりと小さく開ければリクヲと目が合う。

「んっ!?」

小さく吹き出して笑えばリクヲは人差し指を口元に持っていき
「静かに」というジェスチャーをしてくる。

そらちぃ「どしたの霧島」

「何でもない、……ふっ」

どうしても溢れてしまう笑いに思わず口元を押さえれば
不審に思ったのかそらちぃが眉をひそめてカーテンを思いきり開けた。

エイジ「おおお〜!!」

そらちぃ「ウワァァァ!!!!」

「んぁっははははっ!!」

リクヲがカメラを片手に立ち尽くす姿に
耐えきれなくなった私はお腹を抱えて笑う。

リクヲ「お前らぁぁ!!!!」

カーテンを乱暴に開けて出てくるリクヲに2人も笑う。

リクヲ「何で探してくんなかったの!」

怒ったような口調で言うリクヲ。

そんなリクヲに私たちはまた笑う。

エイジ「いやいや、探したよ」

そらちぃ「探したよ!」

「ゴミ箱まで探したよ」

私の言葉にリクヲは「ふふっ、」なんて少し笑う。

リクヲ「ここにいたのに!!」

気を取り直して、また怒ったような表情をした
リクヲがカーテンを指差す。

エイジ「結構りっくんが
  急に家からいなくなることよくあるから」

そらちぃ「そうそうそうそう」

エイジ「散歩行くって言って
  1、2時間帰ってこないことよくあるから」

「あるある」

そう言えばリクヲはそらちぃの隣に座る。

リクヲ「あれなんですよ。見つけてくれたら
  俺は、優しさを感じられるって企画だったの」

「あー、そーいう」

そらちぃ「だからさっきジャッて開けたとき
  心なしか嬉しそうだったもん!」

「リクヲ寂しがりやだもんね」

揶揄するように言えばリクヲは「んふ」と少しだけ
照れたように笑う。リクヲもたまにのびのびだよなあなんて
思いながら嬉しそうな顔をするリクヲの頭を乱暴に撫でくりまわした。

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作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2019年2月21日 21時

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