. ページ20
そして時間がたつにつれ徐々にみんなも狂ってくる。
エイジ「右がぁぁぁ!!左!頑張れ!!右を支えろ!!!!」
エイジが顔を苦痛に歪めて叫び、ツリメはヘドバンをしだす。
そんなことをしていると一時間がたっていたことに気付く。
私たちは正座から解放されることに顔を希望で輝かせる。
ただ、ここからのレースが今回の本題である。
リクヲ「よーい、スタート!!」
そんなリクヲの声で私たちは立ち上がる。
そらちぃ「おらぁぁぁ!!」
お金に汚いそらちぃが立ち上がって走り出す。
負けじと立ち上がった私は思ったより足が痺れていない。
「よっしゃ!!」
いける。そう思って小走りでそらちぃを追いかける。
匍匐前進をして進むそらちぃを抜かそうとした瞬間、
そらちぃの肘が私の足に当たって、突然私の足に痺れが走った。
「きゃあ!!?」
擽ったさにも似た痺れ特有の感覚に私はその場に崩れ落ちる。
「待て待て痺れてる痺れてる無理無理無理無理!!!!」
そらちぃとぶつかったことによって痺れが突然本領発揮して
私の両足を襲うものだから、私はその場に踞る。
ちらりと前方を見ればそらちぃはそのまま一万円札を
嬉しそうに握り締めて勝利の雄叫びを上げていた。
後ろを振り返れば、よたよたと歩くリクヲとツリメが
そらちぃの速さに驚愕の表情をしている。
エイジに至ってはまず立つことさえままならなかった。
いや、エイジ小鹿かよ。
コメント欄→←【正座一時間】痺れた足で誰が一番早く走れる??
184人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2019年2月21日 21時