34 ページ35
*
Dama side
カタカタと自分がキーボードを叩く音だけが室内に響く。
仕事の資料を作成していた。
珈琲を啜って、眠気を覚ます。
ここ最近、まともに眠れていない。
…いや、寝ようと思えない、だな。
眠ると。
なにもしないでいると。
蒼白くなった親友を思い出してしまうから。
だから、上司に頼んで仕事を増やしてもらった。
もちろん心配されたが職場も事情を察してるのだろう。
「休養は必ずとれよ。」
という注意つきで仕事をくれた。
その注意は守れそうにないが
俺はその仕事をひたすら片付けていた。
不意に、インターフォンが鳴る。
重い腰を上げ立ち上がれば目眩に襲われる。
「はい。」
なんとか返事をすれば客人はどうやらシルクだった。
見せたいものと話したいことがある。
久し振りにわざわざ俺に会いにきて話さなければ
ならないのならよっぽど大事なことなのだろう。
例えば、フィッシャーズのこれからについて、とか。
俺はシルクに家の中に入るように促した。
*
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時