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Motoki side
俺らはンダホの家に向かっていた。
シルクがチャイムを押す。
「シルク、?」
聞こえてきたのは、生気のないンダホの声だった。
いつものンダホなら信じられないような覇気のなさ。
「よっ。」
シルクが少しだけ困ったように笑いながら片手をあげる。
「……どうしたの?」
冷めた声で尋ねるンダホ。
これは本当にンダホなのか、俺はショックを受けた。
シルクもマサイも、どこか辛そうに顔を歪める。
俺はいてもたってもいられなくて、声を出した。
「ダホ、出てきて、お願い。」
ガタンッ
扉の奥からそんな音が聞こえた。
「もっきゅん……っ!!?」
乱暴にドアを開けて、血相を変えて出てきたンダホは
目が少しだけ赤く腫れて、気のせいか少し痩せていた。
「っ、」
俺は声が出なかった。
*
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ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時