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「……でも、未練っていっても
俺、なんかやり残したことあるかなぁ?」
そう、問題はそこだ。
思考を巡らせながらシルクん家の玄関の前で腕を組む。
「特に、何もないよね……。」
別に喧嘩別れしたわけでもないし。
まぁ、皆に最後の言葉は交わせなかったけど。
「まだ食べたことのないグミがあったとか……?」
唸りながら思考を巡らせていると
いつのまにか壁にもたれ掛かっていたようで
全身が空を切る感覚に襲われる。
「え?……うわぁ!」
俺はシルクの家の床に尻餅をついた。
そうだ、今俺幽霊だから壁を通り抜けちゃうんだ。
シルクの家の廊下で一人
腕を組みまた困ったように唸っていると
「モトキ…………?」
シルクが、目を見開いて俺のことを見つめていた。
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ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時