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Silk side
先に中に行って様子を見ているモトキが戻ってこない。
そう思ったとき、ドアがガチャリと開かれた。
「ただいま、シルク。」
「……久しぶりだな、シルク。」
いつも通りのモトキと、
少しだけ気まずそうな顔のマサイ。
「……おう、久しぶりだな。」
俺はマサイも出てきたことに驚いた。
それに気づいたのかモトキは
「マサイにも俺、見えるみたい。」
といってマサイを見る。
マサイはまだよく状況がつかめてないような
戸惑った顔で「おう。」と頷いた。
「まぁ、手間が省けるか。」
俺はマサイの目をしっかりと見つめた。
「なぁ、」
「もう一回俺らで、バカやらね?」
俺がそう言うとマサイは目を開いた。
そして俺から目をそらし、モトキの方を見た。
「俺からも、お願い。」
モトキがそう言えばマサイは唇を噛んだ。
「……わかった、俺もまた皆で集まりたい。」
そういうマサイにはまだ躊躇いがあるように感じた。
*
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ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時