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『何があったの？』
ゆき「………いじめられた」
『誰に？』
ゆき「女子共」
『へえ………』
ゆき「上から目線が腹立つって………」
まあ、ゆきだからなぁ………。
上から目線になるのはなぁ………ゆきだからなあ………。
ゆき「給食、かけられて、ハサミでほっぺ切られて、いっぱい、殴られた」
途切れ途切れの言葉を1つづつ、拾っていく。
ぽたぽたと、床に涙が溢れている
正直に言えば、こんなゆき、見たことない。
『よし、俺が許可出してやる。学校にスマホ持っていけ。』
ゆき「え。」
『どうしても、助けて欲しいときとか、味方がそばにいて欲しいときはスマホで俺かころちゃんを呼べ』
ゆき「いや、ちょっ」
『誰にも言って欲しくないでしょ？』
ゆき「うん………」
『だから、せめていつでも助けられるように、ね。』
ゆき「ありがと………」
『よし、これからしばらく俺は早帰りだからいつでも呼べよぉ？』
ゆき「………相談したのがA姉で正解だった…な」
．
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