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あ「うーんそっかぁ………じゃあしょうがないなぁ」
『ふふん！』
あ「じゃあ俺リビング行っとくね」
『おーけい』
少し悲しげなあっきぃの表情には何も言わずに自分の部屋へ向かう。
これで、よかったよね。
紫色のカバーをつけたスマホを手に取ってリビングへ向かう。
そうだ、ゆきもそろそろ呼ぼ。
『ゆきー？』
ゆき「何？」
『いや、あっきぃも起きて来たし、そろそろ下来ないかなーって』
ゆき「しょうがないなぁ」
ははん、とゆきは笑った。
ゆきを連れて階段を降りる。
あと、一歩でリビングに着くと言うとこであっきぃとぷりちゃんの会話が聞こえる。
ぷ「……のこと…好き」
あ「知ってるって。かあいいちゃんに言っちゃう？」
ぷ「なんて言われるかわかれへんから嫌や」
あ「そっかぁ。じゃあ俺らだけの秘密ね」
ぷ「おん………」
『ぇ………』
ゆき「A姉、あの、」
ぷりちゃん達の会話が聞こえてわかってしまったかもしれない。
ぷりちゃんは………
かあいいちゃんのことが好き、
かもしれない。
『ゆき、私上で動画の編集してくるね！』
ゆき「A姉………」
最低だ私。
かあいいちゃんがぷりちゃんのこと、
好きじゃなかったらいいのに、なんて。
『大丈夫。これはきっと、私の勘違いだから』
．
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