友達なんて必要ない「honeyworks」 (ページ46)

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43話ページ46

夏樹side

A「賢治さんは私のおじさん、つまり双子の父親ってわけ
ていうか瀬戸口、なんで賢治さんのこと知ってるの？」

優「俺がよく行くラーメン屋の店員さんだったんだよ急に居なくなったからビックリしたけどまさか店を開いてたとはな…」

夏樹「ていうかさ、私なんでチャーシューなの？」

A「…なんとなく、榎本さん食べたそうにしてたから」

夏樹(やっぱり名前で呼んでくれない)

A「もういい？私買い出し行かなきゃ」

夏樹「A…なんで名前で呼んでくれないの？」

A「言ったじゃん…馴れ合う気はないって
では、ごゆっくりどうぞ七海さん、私…」

と、奥に入ってしまい4人でポツンと残された

賢治「…あれ？Aちゃん何処行った？」

蒼太「買い出し行くって」

賢治「ありゃ、あの子もようやく友達ができたと思ったのに…そう上手くいかないか…」

夏樹「どゆこと？」

賢治「もしかして知らない？Aちゃん、いじめにあったんだよ」

4人「…え？/は？」

賢治「最初は小学校の時だったな、初めての転校先で前みたいに友達出来たらいいなってワクワクしてたんだよ、けど父親がいないってことで拾われた子なんじゃないかって」

優「転校って小1の時？」

賢治「あぁ、そうだったかな後中2の時に1回」

夏樹「それ、私達のことだ…」

賢治「…そっか、君達だったのか、10年前にあんなに楽しそうに話くれた友達って」

優「続き、聞かせてもらえますか？」

賢治「…そうだね、小学校の頃は無視されるだけで終わった、友達だと思ってた子にも無視されるようになったってね
中学に入ってまた転校に、Aちゃんのお母さん…くみちゃんが転勤多くてね引っ越しは二回で済んだけど…

そのときに戻ったんだって、10年前の友達がいる学校があるところに」

4人「！！」

夏樹「なんで…教えてくれなかったんだろ」

賢治「最初は試しただけみたいだよ、驚かそうと思ってわざと言わなかったって」

蒼太「あーAならやりそう…驚かすの好きだもんね…」

春輝「…だなでも、最初はって？」

賢治「うん、また裏切られちゃったんだって友達だと思ってた子にある話をしてたら、テレビとか家にもないしここでたまに見る程度だったから世間知らずって笑われてまた無視されるようになったって聞いたよ、

他にもやってない悪いことをAちゃんのせいにされて軽くいじめにあったり、わざと足を引っかけたりされたみたいだよ」