友達なんて必要ない「honeyworks」 (ページ42)

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39話ページ42

夏樹「その割には遅いじゃーん！優なんかしてた？」

貴女「せ、瀬戸口じゃなくて私…着替えてなかったからそれで待っててくれた…」

夏樹「そうだったんだ、よかったー！A、まだ体調戻ってなかったのかと思った。
優も返信してよ！びっくりしたじゃん」

優「何回も同じようなメール送られてきてこっちは困ってたんだけど？」

貴女「ご迷惑おかけしました…」

夏樹「いいよいいよーさ、帰ろ！」

貴女「あ、あのさ私寄るとこあるから…」

夏樹「そっかーどこ行くの？」

貴女「小学校」

夏樹「よし！じゃあ行こう！(腕を引っ張る」

貴女「は？え？ちょっ…」

蒼太「え、ちょっと！？」

……………
彩「あ、お姉…ちゃん？」

咲「あ、れ？」

貴女「はあ…はあ…あれ？なんで…校門前に…いるの？」

彩「先生に言ったら行っていいよって言ってくれたからここにいたんだけど…なんでお姉ちゃんお友達といるの？」

貴女「…友達じゃないよ」

夏樹「…何言って」

貴女「だって私はっ！あんた達と親しくしてるつもりないっ！」

彩、咲「お姉ちゃん？」

貴女「もうほっておいてよ！あんた達といると疲れるの！」

蒼太「なつきーおいていかないでよーはあ…」

春輝「昔からAのことになると回り見えなくなるからなーしょうがないだろ…あれ？優は？」

夏樹「あれ？電話してみる？(電話をかける」

プルルルル…

貴女「…もしもし？あ、雛？」

3人「え？雛ちゃん！？」

雛『ごめーん、お兄ちゃん一緒にいる？』

貴女「…」

雛『Aちゃん？聞いてる？』

貴女「…聞いてる...ここにいないさっきまで一緒だったけど…榎本さんが今電話かけて… 夏樹「え？コンビニ！？なんで、」うん、なんかどっか寄ってってるみたい」

雛『えー一緒に居ないの？お兄ちゃんご飯いるか聞こうと電話してるのに出てくれないんだもん…』

貴女「…取っといてあげたら？」

雛『うーん…そうするねじゃまた』

ピッ

蒼太「なんで雛ちゃんがAの連絡先知ってるの？」

貴女「…中学のときに交換した…ごめんもう帰る私…もうわかんない…(歩き始める」

彩、咲「お姉…ちゃん？(歩き始める」

数分後
貴女「…」

彩、咲「…(コクン」

彩「お姉ちゃん…お友達置いてきてよかったの？」

貴女「友達じゃ…ない…」

咲「お姉ちゃん？」

貴女「わかん…ないよ(泣」

貴女「小学校と中学のとき…友達に…裏切られて…それから怖いんだ…友達を作るの…ごめんねこんな弱いお姉ちゃんで」