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・・・・ ページ7

いつの間にか一人立ち上がり力説してしまったのだ。
やっちまった。やらかしてしまったぞ。

ご一行様の表情を見るのが怖い。
ゆっくり椅子に座りうつむいていると、柔らかい救世主の声が聞こえてきた。

安「Aちゃん、完ぺきやわぁ。まとめてくれてありがとう。」

村「ヤス、まだまとめるには、はやいわ。良い案やけど」

大「Aちゃん、良いと思うわ。あとは具体的につめてけぱ、ばっちりやな。」

丸「良いやないですか〜。まさにエンターテイメント♪やな。」

渋「お昼でも放送できる内容やしな。」

錦「えぇやん。」

横「決まりやな。」

【ご一行様の心を掴めたらしい。良かった。】

安「心の声漏れとるょ〜♪」

いつの間にか近くにいた安田さんに聞こえていたらしい。

「すみません。」
ほんと、恥ずかしすぎる。

この後、次の仕事があるという、ご一行様。
ざっくり決めたことをメモして、お開きに。
次の打合せは2日後になるそう。
そこで最終企画を固め上に提出、口頭で説明しOKが出れば、取材なりなんなり進めていくことになる。

「お疲れ様でした。色々、ありがとうございました。」

私はドアを押さえ一人一人見送る。
名前と顔を早く一致させて覚えないと。

?「なぁ。なぁ。連絡先交換せぇへん?」

最後の一人になったとき、びっくりするような言葉が降り注ぐ。

「救世…安田さん?」

安「旧姓?僕、旧姓も。安田です。」

私の中で救世主になっている安田さん。
旧姓って(笑)安田さんの、天然?に助けられた。
やっぱりこの方は私の救世主だ。

安「Aちゃんと企画とか、やり取りするのに一応知ってた方が何かと便利やろ。嫌かな…?」

むむ、なに?その上目使い。
計算?計算でも計算じゃなくてもこれじゃ心捕まれるわな。
さすが天下のジャニーズ様。

「嫌なんてとんでもない。むしろ、私なんかが連絡先知っても良いのですか?」

安「…プッ。もちろん、知ってて大丈夫やで。」

「恐縮です。」

スマホを出し連絡先を交換した。
ジャニーズと初めての交換。
そして、なんと、
第一号が救世主さまなんて、なんて光栄なことなのか。

この時はまだ何とも呑気な私が居たよ(笑)

・・・・→←「救世主?」



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作者名:るん | 作成日時:2019年9月9日 20時

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